執筆者 高江洲昌哉 神奈川大学非常勤講師 1972年沖縄県コザ市(現沖縄市)生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了・博士(歴史民俗資料学)、神奈川大学などで非常勤講師、専門は日本近代史、著書に『近代日本の地方統治と「島嶼」』、共著に『沖縄県議会史第1巻通史編』、『沖縄県史 各論編5近代』など。 高江洲昌哉の記事一覧 政治 社会 経済 【書評】小濱武著『琉球政府の食糧米政策~沖縄の自立性と食糧安全保障』 本書の著者である小濱武氏は1986年生まれであるが、「『1995年』を体感しながら育ち」(191頁)と書いてあるので、10代の多感なときの経験を研究の肥やしにしたのであろうか、沖縄問題への何らかのこだわりを感じる本である […] 高江洲昌哉 2019.09.16 政治 文化 社会 令和に持ち越された沖縄問題と新しい日本像のつくりかた 4月の中旬にJRの渋谷駅から東横線の渋谷駅に向かって歩いていると、「幕カレ」というゲームを宣伝するポスターが通路の柱いっぱいに張られていた。幕末の著名人が、実像はともかく今風のイケメン顔になって登場している。この手のものは苦手であるので、ただ通り過ぎつもりであったが、[……] 高江洲昌哉 2019.06.15 政治 文化 社会 立ち返るべき民主主義とは 今年の夏、思うところがあってG・フェーブルの『一七八九年―フランス革命序論』を再読した。それは「一九三九年の若者よ!人権宣言はまた一つの伝統であり、しかも光栄ある伝統である」という文言を確認するためである。なぜ、フェーブ […] 高江洲昌哉 2018.11.11