政治 文化 社会 「沖縄=広島=長崎イニシアチブ」で外交の多層性を 宮城 大蔵 2023.08.10 ライフスタイル 基地 文化 具志堅隆松さんと迎える6・23 (4) 戦跡保存と遺骨収集の長期的展望 「沖縄島南部の未開発緑地帯を県有地化して保存する」 今回具志堅さんが一番強調するメッセージだ。ただ、具志堅さんは県による土地の買い取りだけを求めている訳ではない。「10年・20年という長いスパンで取り組むべき」だという […] 西尾慧吾 2023.06.27 ライフスタイル 基地 文化 具志堅隆松さんと迎える6・23 (1) 沖縄島南部の鉱山開発現場を巡って 沖縄戦から78年。慰霊行事もコロナ禍前の規模に戻されつつある。私も6月21日から久方ぶりに沖縄に入り、具志堅隆松さんの運動に同行している。岸田首相の訪沖に伴って警備が強化され、当初計画していたテントの設営などが出来なくな […] 西尾慧吾 2023.06.24 政治 文化 社会 沖縄県ヘイト解消条例骨子案に対するパブリックコメント~差別及び差別扇動からの平等な保護を 沖縄県は昨年12月5日、「差別のない人権尊重社会づくり条例(仮称)」の年度内制定を目指すとし、骨子案を公表した。パブリックコメントによる意見募集を本年1月6日まで行う。骨子案では、「本邦外出身者」への差別的言動が確認され […] 安里長従 2023.01.02 文化 環境 社会 排除する者とされる者―差別と嘲笑のまなざし 【おすすめ3点】 ■復帰50年 沖縄子ども白書2022(かもがわ出版) 児童福祉、保育、学校教育、医療などの専門家の活動報告 ■沖縄とセクシュアリティの社会学(玉城福子、人文書院) ポストコロニアル・フェミニズムの視点か […] 渡辺 豪 2023.01.01 政治 文化 社会 ひろゆき氏への非難を超えて―今こそヤマトが変わるとき 辺野古の座り込みを嘲笑するひろゆき氏の発言が大きな非難を招いている。彼のAbema TVでの発言も本当に酷く、あのような番組を沖縄の方々に見せてしまったことが心底申し訳なかった。 ひろゆき氏は、日数のカウント方法の揚げ足 […] 西尾慧吾 2022.10.09 基地 政治 文化 犠牲を強いるのは誰なのか~民主主義の現在地 【おすすめ3点】 ■越境広場10号(同刊行委員会) 鼎談 金平茂紀×呉世宗×仲里効 ■沖縄は日本だ、沖縄が日本だ(真藤順丈、ニューズウィーク日本版6月28日号) 小説「宝島」執筆をめぐる秘話と沖縄への思い ■中国は尖閣 […] 渡辺 豪 2022.09.11 ライフスタイル 政治 文化 ドキュメンタリー映画「教育と愛国」に込めた思い~斉加尚代さんインタビュー 全国で公開中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」。政治の圧力によって忖度を強いられる教育現場のリアルは、さながら「政治ホラー」の様相も帯びる。監督を務めた大阪の毎日放送(MBS)ディレクターの斉加尚代さんに作品に込めたメ […] 渡辺 豪 2022.06.20 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【下】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【中】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【上】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 基地 政治 文化 有事の覚悟を迫る本土 復帰50年の現実 【おすすめ三点】 ■新版 沖縄の民衆意識(大田昌秀、新泉社) 新聞記事から近現代の沖縄民衆の意識を掘り起こす ■つながる沖縄近現代史―沖縄のいまを考えるための十五章と二十のコラム(前田勇樹・古波藏契・秋山道宏編、ボーダー […] 渡辺 豪 2022.06.03 基地 政治 文化 全国で「憲法」がどう報じられているか 沖縄と縁が深い「ウルトラマン」シリーズの新作が昨日、公開された。同じ円谷プロが手掛けた特撮映画の代表作が「ゴジラ」だ。沖縄が日本から切り離されて間もない1954年に、〝水爆大怪獣映画〟として生まれた。そこでは防衛隊の名称 […] 山田健太 2022.05.17 ライフスタイル 政治 文化 蠟燭に火を灯す わたしは自分が嫌いだ。 限りなく球に近い顔の形が嫌いで 似合わない丸眼鏡をかけている自分が嫌いで かと言ってコンタクトは道具も全部使い捨てになるから嫌いで だからレーシックに興味があるけど怖いからできていない。 腕もすね […] 坂本菜の花 2022.05.15 ライフスタイル 文化 社会 路上生活者の聞き取りと「弱者の連帯」の可能性 神奈川県川崎市で路上生活をしている沖縄出身者たちのライフストーリーの記録集が、沖縄の日本復帰50年目に当たる5月15日に発行される。中心となって聞き取りに当たったのは、30年近く川崎市でホームレスの巡回支援をしている水嶋 […] 渡辺 豪 2022.05.15 ライフスタイル 基地 文化 ウチナーへの復帰 東京の空はとても高い。高くて広くて、時折見るのは旅客機だけだ。 娘も「こっちの空うるさくないね。」と現状を理解する年齢になった。東京に来て空を見上げる事がほとんど無くなった。沖縄では米軍機が怖くて、うるさくて嫌で嫌で、日 […] 明 有希子 2022.05.14 基地 政治 文化 嶋田叡知事は沖縄戦での「恩人」か?(下) 【講演録 沖縄戦時の知事・島田叡と戦争責任】 この10年ばかり、沖縄戦で没した戦前最後の官選 沖縄県知事・嶋田叡(あきら)が、書籍や映画でさかんに取り上げられるなど注目を集めている。だが、嶋田知事は本当に戦時下 […] 伊佐眞一 2022.03.31 基地 政治 文化 嶋田叡知事は沖縄戦での「恩人」か?(上) 【講演録 沖縄戦時の知事・島田叡と戦争責任】 この10年ばかり、沖縄戦で没した戦前最後の官選沖縄県知事・嶋田叡(あきら)が、書籍や映画でさかんに取り上げられるなど注目を集めている。だが、嶋田知事は本当に戦時下の沖縄住民に […] 伊佐眞一 2022.03.31 政治 文化 社会 復帰50年の沖縄報道 沖縄復帰50年の年を迎え本土メディアも含め様々な特集が組まれている。そこで伝えられている沖縄を、一言でまとめれば「大きく変わったが実は変わっていない」となろうが、これは言論状況にも当てはまる。 直近の少年失明事件と沖縄 […] 山田健太 2022.02.26 ライフスタイル 文化 社会 人間の序列化と境界、植民地主義のいま 【おすすめ三点】 ■京大よ、還せ―琉球人遺骨は訴える(松島泰勝・山内小夜子編著、耕文社) 「琉球民族遺骨返還請求訴訟」の原告らが論点を解説 ■沖縄の植民地的近代(松田ヒロ子著、世界思想社) 植民地支配下の台湾と沖縄を往復 […] 渡辺 豪 2021.12.30 政治 文化 社会 「記録する闘い」~DHC『ニュース女子』一審判決を取材して 勝訴なのに、哀しみが満ちていた 2021年9月1日、ある民事裁判の判決の日。原告の記者会見をオンラインで見ていた30年来の友人はこう呟きました。「あんな顔の辛(シン)淑玉(スゴ)を見たのは初めてだ」 5年前、沖縄県名護市 […] 斉加尚代 2021.09.23 ライフスタイル 文化 環境 「安全安心」の欺瞞 【おすすめ3点】 ■ぼくたち、ここにいるよ―高江の森の小さないのち(アキノ隊員、影書房) 沖縄本島北部のやんばるの森に生息する昆虫や爬虫類、鳥などを紹介 ■ガマ―遺品たちが物語る沖縄戦(豊田正義著、講談社) 実在の人物を […] 渡辺 豪 2021.08.25 ライフスタイル 政治 文化 穀雨南風⑭~保阪正康さんの夏 向き合うと、背筋が伸びる思いがする人がいる。私にとってノンフィクション作家の保阪正康さんはそんな存在だ。 この夏、その保阪さんに、私が担当する番組『報道1930』に終戦企画で出演していただいた。ゲストは保阪さんのほか、今 […] 松原 耕二 2021.08.23 政治 文化 社会 「現代的レイシズム論」からみた石垣島の現状 現代のレイシズムは、「人種なきレイシズム」と言われている。科学的に「人種」というものは否定され、人類はホモ・サピエンスという単一の種であることが確認されているからである。つまり、「人種は生物学的現象ではなく『社会的神話』 […] 安里長従 2021.07.05 政治 文化 社会 慶応と沖縄戦~激戦地への命令は1500km離れた豪華なキャンパスから…なぜ? 1945年6月23日、沖縄での組織的戦闘が終わった。76年前、地上では住民を巻き込んだ熾烈(しれつ)な戦いがあり、海上でも沖縄戦は繰り広げられた。沖縄から疎開する学童を乗せた船や輸送船は攻撃され、多くの沖縄県民が犠牲にな […] 與那覇里子 2021.06.24 政治 文化 社会 コロナ禍の6・23 沖縄のメディアは6月に入ると、沖縄戦の連載や企画に精力を注ぐ。ピークは「慰霊の日」の23日だ。 だが、今年は少し様相が異なる。コロナ禍のせいだ。地元紙も連日、新型コロナに関する記事を大きく取り上げ、鎮魂ムード一色という情 […] 渡辺 豪 2021.06.24 ライフスタイル 文化 社会 あなたの慰霊の日 「出ておいで。遊ぶところではないし、暗闇はばーちゃん苦手だから」 小学校低学年の時、姉や近所の幼馴染とかくれんぼをしていた私を引っ張り出すばーちゃん。祖父母の部屋にある、仏壇の横にあった観音開きの赤茶色の布団をしまうタン […] 明 有希子 2021.06.22 政治 文化 社会 なぜ分断の道を選ぼうとするのか 6月4日、蝶類研究者の視点を生かし、米軍北部訓練場エリアを中心に自然保護を訴えてきた宮城秋乃さんが、威力業務妨害名目で自宅の家宅捜査を受け、パソコン等を押収されたという。奇しくも国会では、本紙が繰り返し問題点を明らかにし […] 山田健太 2021.06.15 基地 政治 文化 「文明国ナショナリズム」の闇―言論の画一化に呑み込まれないために 「中国に対抗、数十兆円投資 G7合意、中低所得国インフラ」 6月13日付け朝日新聞朝刊の一面見出しである。この見出しを見たとき、私は「世界はまた文明・野蛮の二元論に絡め取られている」との危機感に駆られた。 これまで私は現 […] 西尾慧吾 2021.06.14 政治 文化 社会 運動体の死生観―持続可能で害の少ない運動の形成を目指して 政治家の相次ぐ沖縄蔑視に、非難の嵐が吹き荒れている。前回の記事で書いた「河野発言」の次は、細田博之氏の「(コロナ感染者が)168人も出るんだって。バカじゃないか」「国の政策に頼るなんて沖縄県民らしくない」発言。国政が果た […] 西尾慧吾 2021.05.22 1 2 3 4 5 進む