ライフスタイル 文化 社会 なぜ、いま栄町共同書店なのか 古波藏契 2024.10.05 基地 政治 文化 断絶が生むトラウマ、共有できない痛み 【おすすめ三点】 ■月ぬ走いや、馬ぬ走い(豊永浩平、講談社) 沖縄の黄金言葉と近現代史を登場人物の「語り」を通じて紡ぐ ■琉球をめぐる十九世紀国際関係史(山城智史、インパクト出版会) ペリーと琉球が締結した「コンパクト」 […] 渡辺 豪 2024.08.29 ライフスタイル 基地 文化 住民が戦争に巻き込まれると何が起きる?~いま『鉄の暴風』を文庫本化する意味 ただでさえ、いまここで生きるのに大変なのに、見なければ忘れていられる遠い過去を、しかも知れば知るほど重荷を背負うことになる事実を、わざわざ余分に抱えたくはない。そう思うのが普通だろう。だから、沖縄の地元紙が刊行した『沖縄 […] 渡辺 豪 2024.06.27 政治 文化 社会 ポリコレと沖縄と構造的差別 ●おすすめ三点 ■ポリティカル・コレクトネスからどこへ(清水晶子・ハン・トンヒョン・飯野由里子、有斐閣) ポリコレをめぐる課題や論点を三人の研究者が解説、議論する ■新崎盛暉が説く構造的沖縄差別(新崎盛暉、高文研) 沖縄 […] 渡辺 豪 2024.05.01 文化 環境 社会 沖縄、貧しき豊かさの国――岸本建男と象設計集団が遺したもの【第5回 沖縄における建築とは何か――名護市庁舎の冒険】 竣工から43年目を迎える名護市庁舎。特異なデザインで際立つまちのランドマークをめぐって、地元・沖縄では保存か解体かの議論が静かに始まっている。当時、この建築の現場にかかわったのは、故岸本建男(元名護市長)をはじめとする名 […] 菊地史彦 2024.03.19 文化 環境 社会 沖縄、貧しき豊かさの国――岸本建男と象設計集団が遺したもの【第4回 大屋根の下を抜ける風――今帰仁村中央公民館の優雅】 竣工から43年目を迎える名護市庁舎。特異なデザインで際立つまちのランドマークをめぐって、地元・沖縄では保存か解体かの議論が静かに始まっている。当時、この建築の現場にかかわったのは、故岸本建男(元名護市長)をはじめとする […] 菊地史彦 2024.03.18 ライフスタイル 文化 環境 沖縄、貧しき豊かさの国――岸本建男と象設計集団が遺したもの【第3回 名護の梁山泊――若者たちの出会いと交流】 竣工から43年目を迎える名護市庁舎。特異なデザインで際立つまちのランドマークをめぐって、地元・沖縄では保存か解体かの議論が静かに始まっている。当時、この建築の現場にかかわったのは、故岸本建男(元名護市長)をはじめとする名 […] 菊地史彦 2024.03.17 ライフスタイル 文化 環境 沖縄、貧しき豊かさの国――岸本建男と象設計集団が遺したもの【第2回 逆格差論のスケッチ――政策批判と暮しの思想】 竣工から43年目を迎える名護市庁舎。特異なデザインで際立つまちのランドマークをめぐって、地元・沖縄では保存か解体かの議論が静かに始まっている。当時、この建築の現場にかかわったのは、故岸本建男(元名護市長)をはじめとする名 […] 菊地史彦 2024.03.16 文化 環境 社会 沖縄、貧しき豊かさの国――岸本建男と象設計集団が遺したもの【第1回 それは基本構想の時代だった――「復帰」と山原の地域づくり】 竣工から43年目を迎える名護市庁舎。特異なデザインで際立つまちのランドマークをめぐって、地元・沖縄では保存か解体かの議論が静かに始まっている。当時、この建築の現場にかかわったのは、故岸本建男(元名護市長)をはじめとする名 […] 菊地史彦 2024.03.15 基地 政治 文化 沖縄は何にあらがってきたのか~主体なき民主主義に未来はあるのか 【おすすめ3点】 ■沖縄県知事 その人生と思想(野添文彬、新潮選書) 8人の歴代知事の足跡をたどり、「保革対立」では見えない深層を描く ■生きた労働への闘い 沖縄共同体の限界を問う(ウェンディ・マツムラ著、増渕あさ子・古 […] 渡辺 豪 2023.12.29 政治 文化 社会 「沖縄=広島=長崎イニシアチブ」で外交の多層性を 広島、長崎が持つ「特別さ」 毎年、8月は戦争の過去を振り返り、平和を考える空気が強まる。8月15日の終戦記念日を前にした8月6日、9日の広島、長崎の原爆の日は日本全体にとっても重要な日であることは言うまでもない。 今年 […] 宮城 大蔵 2023.08.10 ライフスタイル 基地 文化 具志堅隆松さんと迎える6・23 (4) 戦跡保存と遺骨収集の長期的展望 「沖縄島南部の未開発緑地帯を県有地化して保存する」 今回具志堅さんが一番強調するメッセージだ。ただ、具志堅さんは県による土地の買い取りだけを求めている訳ではない。「10年・20年という長いスパンで取り組むべき」だという […] 西尾慧吾 2023.06.27 ライフスタイル 基地 文化 具志堅隆松さんと迎える6・23 (1) 沖縄島南部の鉱山開発現場を巡って 沖縄戦から78年。慰霊行事もコロナ禍前の規模に戻されつつある。私も6月21日から久方ぶりに沖縄に入り、具志堅隆松さんの運動に同行している。岸田首相の訪沖に伴って警備が強化され、当初計画していたテントの設営などが出来なくな […] 西尾慧吾 2023.06.24 政治 文化 社会 沖縄県ヘイト解消条例骨子案に対するパブリックコメント~差別及び差別扇動からの平等な保護を 沖縄県は昨年12月5日、「差別のない人権尊重社会づくり条例(仮称)」の年度内制定を目指すとし、骨子案を公表した。パブリックコメントによる意見募集を本年1月6日まで行う。骨子案では、「本邦外出身者」への差別的言動が確認され […] 安里長従 2023.01.02 文化 環境 社会 排除する者とされる者―差別と嘲笑のまなざし 【おすすめ3点】 ■復帰50年 沖縄子ども白書2022(かもがわ出版) 児童福祉、保育、学校教育、医療などの専門家の活動報告 ■沖縄とセクシュアリティの社会学(玉城福子、人文書院) ポストコロニアル・フェミニズムの視点か […] 渡辺 豪 2023.01.01 政治 文化 社会 ひろゆき氏への非難を超えて―今こそヤマトが変わるとき 辺野古の座り込みを嘲笑するひろゆき氏の発言が大きな非難を招いている。彼のAbema TVでの発言も本当に酷く、あのような番組を沖縄の方々に見せてしまったことが心底申し訳なかった。 ひろゆき氏は、日数のカウント方法の揚げ足 […] 西尾慧吾 2022.10.09 基地 政治 文化 犠牲を強いるのは誰なのか~民主主義の現在地 【おすすめ3点】 ■越境広場10号(同刊行委員会) 鼎談 金平茂紀×呉世宗×仲里効 ■沖縄は日本だ、沖縄が日本だ(真藤順丈、ニューズウィーク日本版6月28日号) 小説「宝島」執筆をめぐる秘話と沖縄への思い ■中国は尖閣 […] 渡辺 豪 2022.09.11 ライフスタイル 政治 文化 ドキュメンタリー映画「教育と愛国」に込めた思い~斉加尚代さんインタビュー 全国で公開中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」。政治の圧力によって忖度を強いられる教育現場のリアルは、さながら「政治ホラー」の様相も帯びる。監督を務めた大阪の毎日放送(MBS)ディレクターの斉加尚代さんに作品に込めたメ […] 渡辺 豪 2022.06.20 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【下】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【中】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【上】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 基地 政治 文化 有事の覚悟を迫る本土 復帰50年の現実 【おすすめ三点】 ■新版 沖縄の民衆意識(大田昌秀、新泉社) 新聞記事から近現代の沖縄民衆の意識を掘り起こす ■つながる沖縄近現代史―沖縄のいまを考えるための十五章と二十のコラム(前田勇樹・古波藏契・秋山道宏編、ボーダー […] 渡辺 豪 2022.06.03 基地 政治 文化 全国で「憲法」がどう報じられているか 沖縄と縁が深い「ウルトラマン」シリーズの新作が昨日、公開された。同じ円谷プロが手掛けた特撮映画の代表作が「ゴジラ」だ。沖縄が日本から切り離されて間もない1954年に、〝水爆大怪獣映画〟として生まれた。そこでは防衛隊の名称 […] 山田健太 2022.05.17 ライフスタイル 政治 文化 蠟燭に火を灯す わたしは自分が嫌いだ。 限りなく球に近い顔の形が嫌いで 似合わない丸眼鏡をかけている自分が嫌いで かと言ってコンタクトは道具も全部使い捨てになるから嫌いで だからレーシックに興味があるけど怖いからできていない。 腕もすね […] 坂本菜の花 2022.05.15 ライフスタイル 文化 社会 路上生活者の聞き取りと「弱者の連帯」の可能性 神奈川県川崎市で路上生活をしている沖縄出身者たちのライフストーリーの記録集が、沖縄の日本復帰50年目に当たる5月15日に発行される。中心となって聞き取りに当たったのは、30年近く川崎市でホームレスの巡回支援をしている水嶋 […] 渡辺 豪 2022.05.15 ライフスタイル 基地 文化 ウチナーへの復帰 東京の空はとても高い。高くて広くて、時折見るのは旅客機だけだ。 娘も「こっちの空うるさくないね。」と現状を理解する年齢になった。東京に来て空を見上げる事がほとんど無くなった。沖縄では米軍機が怖くて、うるさくて嫌で嫌で、日 […] 明 有希子 2022.05.14 基地 政治 文化 嶋田叡知事は沖縄戦での「恩人」か?(下) 【講演録 沖縄戦時の知事・島田叡と戦争責任】 この10年ばかり、沖縄戦で没した戦前最後の官選 沖縄県知事・嶋田叡(あきら)が、書籍や映画でさかんに取り上げられるなど注目を集めている。だが、嶋田知事は本当に戦時下 […] 伊佐眞一 2022.03.31 基地 政治 文化 嶋田叡知事は沖縄戦での「恩人」か?(上) 【講演録 沖縄戦時の知事・島田叡と戦争責任】 この10年ばかり、沖縄戦で没した戦前最後の官選沖縄県知事・嶋田叡(あきら)が、書籍や映画でさかんに取り上げられるなど注目を集めている。だが、嶋田知事は本当に戦時下の沖縄住民に […] 伊佐眞一 2022.03.31 政治 文化 社会 復帰50年の沖縄報道 沖縄復帰50年の年を迎え本土メディアも含め様々な特集が組まれている。そこで伝えられている沖縄を、一言でまとめれば「大きく変わったが実は変わっていない」となろうが、これは言論状況にも当てはまる。 直近の少年失明事件と沖縄 […] 山田健太 2022.02.26 ライフスタイル 文化 社会 人間の序列化と境界、植民地主義のいま 【おすすめ三点】 ■京大よ、還せ―琉球人遺骨は訴える(松島泰勝・山内小夜子編著、耕文社) 「琉球民族遺骨返還請求訴訟」の原告らが論点を解説 ■沖縄の植民地的近代(松田ヒロ子著、世界思想社) 植民地支配下の台湾と沖縄を往復 […] 渡辺 豪 2021.12.30 1 2 3 4 5 進む