NEW 基地 政治 環境 「環境問題」の観点から沖縄に向き合う―環境省との初交渉を受けて 西尾慧吾 2023.05.27 基地 政治 環境 防衛省のジュゴン調査は十分なのか 新基地建設が進む沖縄本島北部の名護市沿岸で、国の天然記念物で絶滅危惧種のジュゴンのふんが見つかった。貴重な生態は守られるのか。 沖縄県自然保護課によると、ジュゴンのふんが見つかったのは名護市久志の沿岸部。米軍普天間飛行場 […] 渡辺 豪 2023.04.27 基地 政治 環境 「なし崩し」で進むのか~新設の陸自石垣駐屯地「反撃型ミサイル」配備への懸念 陸上自衛隊の石垣駐屯地が3月に開設された。環境アセス逃れや、有権者の4割が求めた住民投票の未実施など島民への説明が十分に尽くされないままの開設に、いまも賛否が渦巻いている。 沖縄県石垣市の中山義隆市長は昨年12月、人口5 […] 比嘉 盛友 2023.04.07 文化 環境 社会 排除する者とされる者―差別と嘲笑のまなざし 【おすすめ3点】 ■復帰50年 沖縄子ども白書2022(かもがわ出版) 児童福祉、保育、学校教育、医療などの専門家の活動報告 ■沖縄とセクシュアリティの社会学(玉城福子、人文書院) ポストコロニアル・フェミニズムの視点か […] 渡辺 豪 2023.01.01 基地 環境 社会 国家という暴力に対する抗いは暴力にあらず 抵抗だ 「抵抗―国家という暴力との闘い―」 2022年8月26日(金)、17時10分。 沖縄島北部に住むチョウ類研究者の宮城秋乃氏からメッセージが届いていた。私がそのメッセージを開封したのは19時45分頃だ。慌ただしく過ごしている日常の中で、それでも毎晩おこなって […] 中村之菊 2022.09.17 ライフスタイル 基地 環境 県知事選下の沖縄島をめぐる コロナ禍の経済疲弊、基地被害、そして戦争の脅威──。不穏な空気に覆われた沖縄で9月11日、県知事選が投開票される。住民は何を思い、未来に何を託すのか。沖縄本島を回った。 沖縄県知事選が告示された8月25日、沖縄戦最後の激 […] 渡辺 豪 2022.09.11 基地 政治 環境 ウクライナと「破滅への道」 「核共有」という選択 かつて米軍は「北ベトナムを石器時代に戻してやる」と公言し、全土の焦土化にむけて沖縄を拠点に第二次大戦時を越える無差別空爆作戦を3年間にわたり展開したが、この恐るべき戦争犯罪を想起させる事態がロシアの […] 豊下楢彦 2022.06.15 ライフスタイル 基地 環境 だから今日も私は「異常な空」を自分が出来るカタチで訴える~米軍機からの部品落下事故から4年 今日、ぼくは、12.13を考える日には参加しませんでした。 なぜならその時、2年1組で、まどの一番近くにいました。でも、おどろきすぎてたせいか、その時のことは、今は12月13日に、きちのへりの落下物があったことしか覚えて […] 明 有希子 2021.12.05 基地 政治 環境 島々を日米同盟の「盾」にする要塞化計画――鹿児島県・馬毛島で何が起きているのか 九州南端から台湾近海まで連なる南西諸島の島々で、自衛隊の駐屯地が相次いで建設され、部隊が配備されている。鹿児島県西之表市・馬毛島(まげしま)でも、防衛省が新たな自衛隊基地の建設計画を進めようとしている。アメリカ海軍の空母 […] 川端俊一 2021.09.04 ライフスタイル 文化 環境 「安全安心」の欺瞞 【おすすめ3点】 ■ぼくたち、ここにいるよ―高江の森の小さないのち(アキノ隊員、影書房) 沖縄本島北部のやんばるの森に生息する昆虫や爬虫類、鳥などを紹介 ■ガマ―遺品たちが物語る沖縄戦(豊田正義著、講談社) 実在の人物を […] 渡辺 豪 2021.08.25 政治 環境 経済 コロナ禍の沖縄~「責任ある観光」を 新型コロナの緊急事態宣言延長が決まった沖縄県。5月23日から発令された宣言は8月22日まで3カ月続くことになる。 「長いな、と正直思う」 沖縄県の玉城デニー知事は7月8日、緊急事態宣言の延長を受けて、記者団にこう述べた。 […] 渡辺 豪 2021.07.18 政治 環境 社会 「遺骨土砂問題」から見た日本国憲法―日本全体の戦時化を止めるために 「沖縄の状態を見ないで、憲法の改正を語ると言うのは、これは言語道断だと私は思っています」 憲法記念日にあたり、髙良鉄美参議院議員が出したメッセージの一節である。 ゴールデンウィークは、「沖縄の状態」という視座で、日本国憲 […] 西尾慧吾 2021.05.06 ライフスタイル 基地 環境 沈黙を強いるのは誰なのか 【おすすめ3点】 ■海をあげる(上間陽子、筑摩書房) 沖縄での日々の暮らしをつづったエッセイ ■ビッグイシュー日本版399号(ビッグイシュー日本) 特集<「PFAS」。永遠の汚染> ■けーし風107号(新沖縄 […] 渡辺 豪 2021.05.02 ライフスタイル 環境 社会 今年の「屈辱の日」を迎えるに当たって―直接行動を前にした決意表明 今回の土砂採取問題は、記事の「書き溜め」を許してくれない。時々刻々状況が変わり、それに対峙する自分の思索もどんどん変わる。その切迫感・臨場感を読者の方々と共有しようと試みると、締め切り当日に書き始めることになる。テーマも […] 西尾慧吾 2021.04.28 ライフスタイル 文化 環境 首里城の地下司令部壕が問い掛ける戦後の断層 首里城火災を機に脚光を浴びているのが、首里城地下に張り巡らされた旧日本軍の第32軍司令部壕だ。沖縄戦を指揮した日本陸軍の拠点施設で、深さ約30㍍、総延長約1000㍍に及ぶ。5つの坑道で結ばれていたと記録される国内最大規模 […] 渡辺 豪 2021.01.09 基地 政治 環境 血税の垂れ流しが続く 沖縄の辺野古新基地の完成が2030年代以降にずれ込むことを国が認めた。今年もこう着状態が続くのは必至。無謀な政策の末路は依然不透明だ。 「普天間飛行場の一日も早い危険性除去という『辺野古』の根拠が失われた」 辺野古新基地 […] 渡辺 豪 2020.01.25 基地 政治 環境 有害物質の流出は「沖縄の問題」なのか? 「この湧き水は飲めません」 こんな看板が4月以降、沖縄県内の米軍基地周辺7カ所のわき水に相次いで設置された。町内3カ所に設置した嘉手納町の担当者はこう吐露する。 「住民の不安が高まる中、設置せざるを得ませんでした」 なぜ […] 渡辺 豪 2019.06.29 基地 政治 環境 拡大する米軍機騒音と日米地位協定 SACO騒音軽減イニシアティヴ 沖縄で3人の米兵が地元の小学生一人を暴行した、1995年9月の事件後、日米両政府が立ち上げた「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」。1996年12月の最終報告には、「騒音 […] 山本 章子 2019.05.31 基地 政治 環境 北欧に「SACWO」のヒントあり 沖縄県の玉城デニー知事が設置を求めている、日米政府に沖縄を加えた協議機関「SACWO」。実現可能性を探る上でヒントになる海外の事例がある。 「東京とワシントン、那覇の三者間合意が国際協定として締結されているイメージで […] 渡辺 豪 2019.04.16 ライフスタイル 文化 環境 マチグヮーでぶらり「猫たどり」 沖縄の猫スポットといえば、“那覇の台所”の第一牧志公設市場周辺。夏の一日、迷路のように入り組んだ路地を練り歩き、「猫探索」にいそしんだ。 共生を育むゆりかご 沖縄戦の荒廃からいち早くにぎわいを取り戻し、「 […] 渡辺 豪 2018.09.03 ライフスタイル 文化 環境 好奇心ゆさぶる沖縄の痕跡 ~「内なるボーダー」台湾と共通点 読者の中には、この夏休みを利用して台湾を訪れるという人もいることだろう。「本土で沖縄を学び、考えるツールとなるプラットホーム・サイト」のOKIRONなので、台湾でも沖縄にこだわるべく、ちょっとひねりを効かせた旅の方法を紹 […] 松田良孝 2018.08.31 基地 政治 環境 委員たちは科学者としての務めを放棄したのか~辺野古のサンゴ移植をめぐって <名護市辺野古の新基地建設をめぐり、沖縄防衛局は8月6日、埋め立て予定海域で見つかった「オキナワハマサンゴ」の9群体を採捕し、埋め立て区域外に移植した、と発表した。移植にお墨付きを与えたのは、辺野古新基地建設に際し […] 大久保奈弥 2018.08.07 基地 政治 環境 辺野古サンゴ移植をめぐって~工事急ぎ論文「曲解」か~ 「論文を曲解され、怒り心頭です」 4月21日に沖縄県名護市で開かれた市民団体主催のシンポジウム。サンゴの移植研究で博士号を持つ東京経済大学准教授の大久保奈弥氏はこう嘆いた。 大久保氏が不信感を募らせているのは、辺野古の米 […] 渡辺 豪 2018.05.19 基地 政治 環境 「想定外」だった辺野古軟弱地盤 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の代替施設の建設予定地が、「想定外」の軟弱地盤であることが判明した。設計変更は必須との指摘もあり、工事の進捗にも影響しそうだ。 「正直驚きました」 そう打ち明けるのは、沖縄県名護市辺野古 […] 渡辺 豪 2018.04.04 ライフスタイル 基地 環境 なんで空から落ちてくるの? 冬でも島ぞうりで登園。頑張って履かせた靴下もすぐポイッと脱いで、裸足で園庭を走り回る。大きなガジュマルの木の下で、[…] 明 有希子 2018.01.17 ライフスタイル 文化 環境 【インタビュー】宮本亜門さんと沖縄【下】 宮本亜門さんは39歳で沖縄への移住を決意し、沖縄本島南部の南城市内に家を建てた。東京や世界各地を忙しく飛び回る仕事の合間に、沖縄に「戻る」生活は1996年から2016年までの20年間に及んだ。亜門さんは今後、沖縄とどうつ […] 松原 耕二 2018.01.02 ライフスタイル 文化 環境 【インタビュー】宮本亜門さんと沖縄【上】 世界を舞台に活躍する演出家、宮本亜門さん。その亜門さんが沖縄を舞台に映画を撮り、自宅を建てて東京と行ったり来たりの生活をするなど、沖縄と深く関わっていることはよく知られている。ところが沖縄の家を売りに出すことに決めた亜門 […] 松原 耕二 2018.01.01 文化 環境 社会 琉球・沖縄が地政学的に培った外交能力~元防衛研究所戦史部長の視座~【下】 ペリー提督が琉球へ来航したのは、小笠原探検時に寄港したのを含めて5回である。初回の江戸幕府との交渉は失敗に終わり、帰路、那覇に立ち寄り、翌1854年再び那覇に来航、開国要求の再交渉のため江戸に向かう。[…] 林吉永 2017.11.26 文化 環境 社会 琉球・沖縄が地政学的に培った外交能力~元防衛研究所戦史部長の視座~【中】 那覇市の南へ10数キロ、東シナ海に面して良港に恵まれた糸満市がある。琉球王朝時代から、サバニをあやつってする漁業の中心にあった。これを追い込み漁という。[…] 林吉永 2017.11.25 文化 環境 社会 琉球・沖縄が地政学的に培った外交能力~元防衛研究所戦史部長の視座~【上】 本稿は2000年2月に当時、防衛研究所戦史部長だった林吉永氏が「沖縄随想」のタイトルで執筆、保管していたエッセーを一般初公開していただきました。 林吉永 2017.11.25