ライフスタイル 基地 社会 「33個、1人で持てますか?」本土で通じない沖縄の常識と本土の無意識の非常識 明 有希子 2022.12.04 ライフスタイル 基地 政治 「そこに人々が生活しているという理解があるのか」 沖縄の歴代知事が保革を越えて訴えてきたこと 今年は沖縄の日本復帰から50年。この間、沖縄県政を担った歴代8人の知事の生い立ちから県政運営に至るまでを論じた野添文彬著『沖縄県知事 その人生と思想』(新潮選書)がこのほど発刊された。沖縄国際大学准教授の野添さんに著作に […] 渡辺 豪 2022.10.08 ライフスタイル 基地 社会 「妄想の中の沖縄」が拡散される背景 9月11日に投開票された沖縄県知事選は、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」が推す現職の玉城デニー氏(62)が、「容認」を掲げた佐喜真淳氏らを破り、再選された。知事選の結果は沖縄に何をもたらし、日本の民主主義に何を問 […] 渡辺 豪 2022.09.17 ライフスタイル 基地 環境 県知事選下の沖縄島をめぐる コロナ禍の経済疲弊、基地被害、そして戦争の脅威──。不穏な空気に覆われた沖縄で9月11日、県知事選が投開票される。住民は何を思い、未来に何を託すのか。沖縄本島を回った。 沖縄県知事選が告示された8月25日、沖縄戦最後の激 […] 渡辺 豪 2022.09.11 ライフスタイル 基地 政治 参院選 中村之菊候補の戦い 参院選で「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る」ことを公約に掲げた候補がいた。批判も黙殺もものともせず、ひたすら「加害者は本土の私たちだ」と訴え続けた選挙戦。彼女はどんな思いで選挙に臨んだのか。 * * * 「沖縄は基地の […] 渡辺 豪 2022.07.18 ライフスタイル 基地 政治 ある「右翼」の問いかけ――「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る」という劇薬 6月22日に公示された参院選の東京選挙区で、「右翼」の女性が立候補した。中村之菊(なかむら・みどり)氏。「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党」代表。選挙戦で掲げる主張は党名の通り、沖縄の米軍基地を東京へ引き取る、こと。日米 […] 川端俊一 2022.06.26 ライフスタイル 政治 文化 ドキュメンタリー映画「教育と愛国」に込めた思い~斉加尚代さんインタビュー 全国で公開中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」。政治の圧力によって忖度を強いられる教育現場のリアルは、さながら「政治ホラー」の様相も帯びる。監督を務めた大阪の毎日放送(MBS)ディレクターの斉加尚代さんに作品に込めたメ […] 渡辺 豪 2022.06.20 ライフスタイル 政治 社会 記録する闘い~『ニュース女子』高裁判決が浮き彫りにしたもの 雷雨のなかで、東京高裁へ 東京高等裁判所を目指し、昼過ぎに東京駅に降り立った私は、暗い雲に覆われた空と鳴り響く雷に動揺しました。見慣れた風景がどこか異空間に見えてきて、これから聞くことになる判決は大丈夫だろうかと不安に襲 […] 斉加尚代 2022.06.17 ライフスタイル 政治 文化 蠟燭に火を灯す わたしは自分が嫌いだ。 限りなく球に近い顔の形が嫌いで 似合わない丸眼鏡をかけている自分が嫌いで かと言ってコンタクトは道具も全部使い捨てになるから嫌いで だからレーシックに興味があるけど怖いからできていない。 腕もすね […] 坂本菜の花 2022.05.15 ライフスタイル 文化 社会 路上生活者の聞き取りと「弱者の連帯」の可能性 神奈川県川崎市で路上生活をしている沖縄出身者たちのライフストーリーの記録集が、沖縄の日本復帰50年目に当たる5月15日に発行される。中心となって聞き取りに当たったのは、30年近く川崎市でホームレスの巡回支援をしている水嶋 […] 渡辺 豪 2022.05.15 ライフスタイル 基地 文化 ウチナーへの復帰 東京の空はとても高い。高くて広くて、時折見るのは旅客機だけだ。 娘も「こっちの空うるさくないね。」と現状を理解する年齢になった。東京に来て空を見上げる事がほとんど無くなった。沖縄では米軍機が怖くて、うるさくて嫌で嫌で、日 […] 明 有希子 2022.05.14 ライフスタイル 基地 政治 穀雨南風⑮~復帰50年・フェンスが突きつける現実 先日、毎日新聞などが主催する「沖縄復帰50年を問い直す」 というシンポジウム(毎日新聞社など主催)で、 基調講演をさせていただきました。 きょうは、そのときの講演録を少しだけ手直ししたものを掲載します。 「本土」という言 […] 松原 耕二 2022.05.13 ライフスタイル 文化 社会 人間の序列化と境界、植民地主義のいま 【おすすめ三点】 ■京大よ、還せ―琉球人遺骨は訴える(松島泰勝・山内小夜子編著、耕文社) 「琉球民族遺骨返還請求訴訟」の原告らが論点を解説 ■沖縄の植民地的近代(松田ヒロ子著、世界思想社) 植民地支配下の台湾と沖縄を往復 […] 渡辺 豪 2021.12.30 ライフスタイル 基地 環境 だから今日も私は「異常な空」を自分が出来るカタチで訴える~米軍機からの部品落下事故から4年 今日、ぼくは、12.13を考える日には参加しませんでした。 なぜならその時、2年1組で、まどの一番近くにいました。でも、おどろきすぎてたせいか、その時のことは、今は12月13日に、きちのへりの落下物があったことしか覚えて […] 明 有希子 2021.12.05 ライフスタイル 政治 社会 わたしはわたし~遺骨土砂問題、珠洲市議会意見書採択までの記録 「わたしはわたし」と書かれたチラシを部屋に貼っている。 『i-新聞記者』を観て以来、 I、わたし、という一人称単数に惹かれて 村上春樹の本も買って、得意の積読をしたり、 「主語を小さく」という堀潤さんの言葉に出会って感銘 […] 坂本菜の花 2021.10.03 ライフスタイル 文化 環境 「安全安心」の欺瞞 【おすすめ3点】 ■ぼくたち、ここにいるよ―高江の森の小さないのち(アキノ隊員、影書房) 沖縄本島北部のやんばるの森に生息する昆虫や爬虫類、鳥などを紹介 ■ガマ―遺品たちが物語る沖縄戦(豊田正義著、講談社) 実在の人物を […] 渡辺 豪 2021.08.25 ライフスタイル 政治 文化 穀雨南風⑭~保阪正康さんの夏 向き合うと、背筋が伸びる思いがする人がいる。私にとってノンフィクション作家の保阪正康さんはそんな存在だ。 この夏、その保阪さんに、私が担当する番組『報道1930』に終戦企画で出演していただいた。ゲストは保阪さんのほか、今 […] 松原 耕二 2021.08.23 ライフスタイル 基地 政治 戦死者の尊厳すらないがしろにする「日本」とは 元自民党幹事長の古賀誠氏は父親の顔を覚えていない。父親は古賀氏が2歳のときに出征した。終戦後、自宅に白木の箱が届いた。中には父親がフィリピン・レイテ島で戦死したことを伝える紙片だけが入っていた。空っぽの箱。それが父親を連 […] 安田浩一 2021.08.10 ライフスタイル 政治 社会 北摂から全国へ―「遺骨土砂問題」意見書採択への取り組み 6月議会が終わり、地方自治体から「遺骨土砂問題」に関する意見書をあげる動きの成果が見え始めた。私も地元・北摂での運動に関わり、茨木市・吹田市では意見書採択を実現することが出来た。この流れがようやく全国メディアでも報じられ […] 西尾慧吾 2021.07.02 ライフスタイル 文化 社会 あなたの慰霊の日 「出ておいで。遊ぶところではないし、暗闇はばーちゃん苦手だから」 小学校低学年の時、姉や近所の幼馴染とかくれんぼをしていた私を引っ張り出すばーちゃん。祖父母の部屋にある、仏壇の横にあった観音開きの赤茶色の布団をしまうタン […] 明 有希子 2021.06.22 ライフスタイル 政治 社会 「沖縄」にかかわる若い世代が育む政治参加の新潮流 沖縄戦の遺骨を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使う可能性が浮上している。この問題に当事者として向き合う若者のネットワークが立ち上がった。「本土」側で運動を牽引するのはZ世代の若者だ。 沖縄ではここ数年、若者の政治参 […] 渡辺 豪 2021.05.20 ライフスタイル 基地 文化 復帰49年目の父のパスポート 沖縄から来たなら英語話せるでしょ? 喋って! 沖縄戦で兵士だった父方の祖父は、戦後数年して結核を患い、死の一歩手前までいったそうだ。重病の人は鹿児島県の病院へ搬送され、入院患者の 1 、2 割しか生存しない中、祖父は一命 […] 明 有希子 2021.05.14 ライフスタイル 基地 環境 沈黙を強いるのは誰なのか 【おすすめ3点】 ■海をあげる(上間陽子、筑摩書房) 沖縄での日々の暮らしをつづったエッセイ ■ビッグイシュー日本版399号(ビッグイシュー日本) 特集<「PFAS」。永遠の汚染> ■けーし風107号(新沖縄 […] 渡辺 豪 2021.05.02 ライフスタイル 環境 社会 今年の「屈辱の日」を迎えるに当たって―直接行動を前にした決意表明 今回の土砂採取問題は、記事の「書き溜め」を許してくれない。時々刻々状況が変わり、それに対峙する自分の思索もどんどん変わる。その切迫感・臨場感を読者の方々と共有しようと試みると、締め切り当日に書き始めることになる。テーマも […] 西尾慧吾 2021.04.28 ライフスタイル 文化 社会 殺された命の真相究明―戦没者遺骨と戦争遺品を繋げて考える 4月18日付の琉球新報で、国吉勇氏が収集された戦争遺品についての記事が掲載されていた。実は、私が沖縄と関わりを持つようになったのは、国吉勇氏との出会いがきっかけ(その詳細はプレジデントオンラインの拙稿をご覧下さい)である […] 西尾慧吾 2021.04.20 ライフスタイル 基地 文化 一人一人が今すぐ出来る動きを!―遺骨で基地を作るな!緊急アクション! 現在沖縄で、人としての過ちが行われようとしている。国が起こした戦争の犠牲者の遺骨が染み込んだ土地から採取した土砂を、新たな戦争を生み出す基地の「建材」に利用しようというのだ。国家による、戦没者・遺族の尊厳と人権の蹂躙。こ […] 西尾慧吾 2021.04.18 ライフスタイル 社会 経済 雇用保険の過少給付問題のつけが沖縄に 雇用保険の過少給付とは 2019年1月に大きく報じられた、雇用保険や労災保険などの過少給付の問題。本来もらえるはずの推計1973万人、総額537億5000万円もの支給もれがあったことが発覚した。 原因は、賃金や労働時間の […] 山本 章子 2021.03.20 ライフスタイル 文化 経済 沖縄の「静かな抗議」に本土メディアは本気で向き合ったか 沖縄で暮らしていたとき、沖縄の人たちの影は県外出身の自分よりも濃いように映った。沖縄の人たちは、足裏が地面としっかりつながっているようにも感じられた。 なぜだろう、とずっと考えていた。 もちろん気のせいなのだが、こう考え […] 渡辺 豪 2021.03.08 ライフスタイル 基地 政治 沖縄戦の遺⾻眠る⼟まで頼る辺野古沖埋め⽴て ⽶軍基地の造成に、かつての⽶国との激戦地であり、今も⽇本の⺠間⼈や兵⼠の⾻が残る⼟が使われかねない。⽭盾に満ちた動きを⽇本政府がさらす現場は、またも沖縄だ。 菅義偉内閣の欺瞞を⼤きく三つ指摘する。 沖縄の⼆筋の苦難絡める […] 藤田直央 2021.02.02 ライフスタイル 文化 環境 首里城の地下司令部壕が問い掛ける戦後の断層 首里城火災を機に脚光を浴びているのが、首里城地下に張り巡らされた旧日本軍の第32軍司令部壕だ。沖縄戦を指揮した日本陸軍の拠点施設で、深さ約30㍍、総延長約1000㍍に及ぶ。5つの坑道で結ばれていたと記録される国内最大規模 […] 渡辺 豪 2021.01.09 1 2 3 4 進む