基地 政治 文化 首里城再建をめぐる政治力学 山本 章子 2019.11.04 ライフスタイル 文化 社会 首里城復元の30年~タスキは引き継がれた 火災で正殿などが焼失した沖縄の首里城。長年にわたる復元事業にかかわった、日本の木造建築の権威の思いに耳を傾けた。 ◇ ◇ ◇ 1972年の日本復帰を直前に控えた沖縄・首里。琉球大学(当時)の敷地内の一角に掘られた2本 […] 渡辺 豪 2019.11.02 ライフスタイル 文化 経済 沖縄の飲食店選び、ローカルと観光客の分岐点 ~“有名店”を地元の人は実は知らない? 「沖縄グルメ リゾートからローカルまで」。LINEニュースで登録しているウェブ媒体からこんな見出しのニュースが届いた。私も行ったことのあるお店も紹介されているかなと思ってタップしたら、1軒も知らなかった。通勤で歩く道沿い […] 與那覇里子 2019.10.05 政治 文化 社会 沖縄の政治家は保守も革新も瀬長亀次郎の残像を残している 夕暮れ時、大阪・大正区の広場で集まった人々の視線を浴びる男性。ギターを弾き、熱唱する。 「And darling,darling,stand by me……」 よく通る声がほろ酔い気分の観衆の耳に心地よく響く。 「凄い […] 立岩陽一郎 2019.09.14 ライフスタイル 文化 社会 【書評】金城馨著『沖縄人として日本人を生きる~基地引き取りで暴力を断つ』 今年もエイサーの季節が終わろうとしている。お盆のエイサー、全島エイサーは沖縄の夏の風物詩だ。しかし、沖縄県民にもあまり知られないもうひとつのエイサーがある。それが毎年大阪の大正区で行われるエイサーまつりだ。 大阪市大正 […] 安里長従 2019.09.07 ライフスタイル 文化 社会 R18指定だからこそのリアル~沖縄出身監督が描いた孤独 沖縄出身で、東京で活躍している女性の映画監督がいると聞いた。いつか会ってみたいと思っていたら、監督いわく「問題の勝負作」を引っさげて、23日、沖縄に帰ってきてくれた。「沖縄にいたころは孤独だった」という当時の気持ちを投影 […] 與那覇里子 2019.08.26 ライフスタイル 文化 経済 沖縄に存在した「タピオカ工場」って知ってた? 2019年、大流行中のタピオカドリンク。沖縄にも「ゴンチャ」「KOI Thé」など台湾発の店舗も進出し、再びブームがやってきました。那覇の有名観光地「国際通り」を歩いていても、タピオカドリンクを片手に歩く人たちの姿を見か […] 與那覇里子 2019.08.25 政治 文化 社会 穀雨南風⑪ ~ カメジローが突きつけるもの 「米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」の上映が始まる。話題を呼んだ前作から2年、その新作がいよいよ公開されるのだ。きょうはこの作品について書いてみたい。 映画を観てまず感じたのは、その静けさだった。 占領下のアメリ […] 松原 耕二 2019.08.23 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風⑩~世代と記憶 日韓関係がこじれている。 政治の関係が悪くても、経済的な関係や、民間レベルの交流にはさほど影響を与えない。それどころか、互いの国を訪れる観光客は、かつてないほど増えている。これまではそんな安心感を持てていたはずなのに […] 松原 耕二 2019.08.05 ライフスタイル 文化 社会 「ブックスおおみね」の底力~沖縄で唯一24時間営業を続ける本屋さんが支持される理由 沖縄で昭和の街並みが残る飲み屋街、那覇市栄町。日付が変わる午前0時ごろ、飲食店が次々と店を閉め始めても、明かりがともり続ける店がある。街の本屋「ブックスおおみね」だ。約30年、家族4人で沖縄の書店で唯一24時間営業を続け […] 與那覇里子 2019.07.20 ライフスタイル 基地 文化 沖縄戦に向き合う~牛島貞満さんのまなざし~ 運命に手繰り寄せられるように沖縄戦と向き合ってきた人がいる。東京都在住の小学校教諭、牛島貞満さん(65)だ。日本陸軍第32軍(沖縄守備軍)の牛島満司令官の孫として、沖縄戦の実相を探り、後世に語り継ぐ責務を自身に課している […] 渡辺 豪 2019.06.26 政治 文化 社会 令和に持ち越された沖縄問題と新しい日本像のつくりかた 4月の中旬にJRの渋谷駅から東横線の渋谷駅に向かって歩いていると、「幕カレ」というゲームを宣伝するポスターが通路の柱いっぱいに張られていた。幕末の著名人が、実像はともかく今風のイケメン顔になって登場している。この手のものは苦手であるので、ただ通り過ぎつもりであったが、[……] 高江洲昌哉 2019.06.15 ライフスタイル 文化 社会 ヤンキーの「パシリ」になった社会学者【下】 沖縄のヤンキーの「パシリ」となり、彼らと日常的に「つるんで」、酒を飲み交わしながら、共に過ごしてきた気鋭の社会学者がいる。打越正行さんだ。打越さんは2019年3月、彼らとの10年をつづった著書「ヤンキーと地元」(筑摩書房 […] 與那覇里子 2019.06.13 ライフスタイル 文化 社会 ヤンキーの「パシリ」になった社会学者【上】 沖縄のヤンキーの「パシリ」となり、彼らと日常的に「つるんで」、酒を飲み交わしながら、共に過ごしてきた気鋭の社会学者がいる。打越正行さんだ。打越さんは2019年3月、彼らとの10年をつづった著書「ヤンキーと地元」(筑摩書房 […] 與那覇里子 2019.06.13 政治 文化 社会 『屋良朝苗日誌』に見る皇太子明仁の沖縄初訪問【下】 1975年7月17日、ついに皇太子夫妻が沖縄へ到着した。その感慨を屋良は以下のようにつづっている。[……] 小松寛 2019.06.09 政治 文化 社会 『屋良朝苗日誌』に見る皇太子明仁の沖縄初訪問【上】 火炎瓶と「だんじゅかりゆし」 5月1日、新天皇が即位し令和の時代が始まった。 退位した前天皇明仁は上皇となった。上皇明仁が沖縄に強く関心を寄せていたことはよく知られている。沖縄への訪問は11回を数える(皇太子として5回、 […] 小松寛 2019.06.08 ライフスタイル 文化 社会 モンパチの曲はなぜ沖縄で生まれたのか~「小さな恋のうた」が描くリアル 沖縄の小さな町で活躍する高校生バンドがいた。中心は佐野勇斗(21)演じる主人公でボーカルの真栄城亮多(まえしろりょうた)だ。彼らのシンプルで力強い歌は東京のレーベルからも注目が集まるほどだった。 ある日、バンドの楽曲を手 […] 石戸諭 2019.05.26 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風⑨~“一国二制度”に置かれ続ける沖縄 玉城デニー知事は「一国二制度」という言葉を口にする。沖縄の将来像として、自治州のような一国二制度が望ましいという提案だ。 今年3月、『AERA』の渡辺豪記者のインタビューでもこう語っている。 「多くの県民が望むのは、政府 […] 松原 耕二 2019.05.21 基地 政治 文化 保守でも革新でもない「現実派」の政治家 いまだ強烈な昭和の記憶 2019年5月1日、元号が平成から令和に変わったが、沖縄では、63年の長きにわたり続いた昭和の記憶が、いまだに人々を捕らえている。1945年の沖縄戦。そこから1972年の沖縄返還まで […] 山本 章子 2019.05.11 ライフスタイル 文化 社会 「辺野古が唯一の解決策」ってなんなーん? 歌手の宇多田ヒカルさんがツイッターで「歌姫ってなんなん」と素朴な疑問をつぶやいていた頃、沖縄では「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」が目前に迫っていた。ここ沖縄でも、「なんなん」と思うことがけっこうあ […] 榮門琴音 2019.05.04 ライフスタイル 文化 社会 地続きの社会へのまなざし~境界を破る表現の力 【おすすめ3点】 ■沖縄ラプソディ(石戸諭、ニューズウィーク日本版2月26日号) 2月の県民投票を直前に控えた沖縄で、「賛否」を越えた声に耳を傾けた。 ■辺野古バスに乗って(仲村渠ハツ、自費出版) 「文学賞に応募した落選 […] 渡辺 豪 2019.04.30 文化 社会 経済 私が「沖縄出身者に総理になってほしい」と考える理由 政府が沖縄の民意を踏みにじり続ける行為には、国民の一人として強い憤りを禁じ得ないが、私はかねてより日本の総理大臣にはぜひ沖縄出身者になって欲しいと強く思っている。 理由は二つある。 まずその一つは、沖縄こそが広島や長 […] 辻野晃一郎 2019.03.29 ライフスタイル 基地 文化 辺野古「反対多数」~沖縄ルポで見えた県民分断のまぼろし Queen(クイーン)の名曲「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」は、「これは現実か、それともただの幻想か?」と問い掛けるシーンから始まる。その歌は今の沖縄にこそ当てはまるように思える。沖縄は事 […] 石戸諭 2019.03.24 基地 文化 社会 沖縄県民投票~忘れてはいけない「一人の少女」 2月24日に投開票がされた沖縄県名護市の辺野古新基地建設による、埋め立ての是非をめぐる県民投票。民意が示したのは、圧倒的と言っていい反対だった。結果に法的拘束力はなく、投票の結果如何に関係なく国が建設を進めることは確実だ […] 石戸諭 2019.03.04 基地 政治 文化 コラム 穀雨南風⑧ ~ 心のバトン 県民投票が終わったあと、その結果を無効化しようとするかのような動きが続いている。 日本維新の会の下地幹郎衆議院議員は結果が出たあと、こうツイッターに書き込んだ。 <「反対」43万4273票、「賛成」11万4933票、「どちらでもない」5万2682票、これに投票に行かなかった55万余の県民を加えれば、「反対」は43万人超、「反対以外」が計 71 万人との結果になりました> 松原 耕二 2019.03.03 基地 文化 社会 分断乗り越える処方箋~「新しい提案」書評 「普天間・辺野古」の問題が、これほど長期にわたって深刻な政治・社会的ダメージを及ぼすと予測した政治家や官僚は日米にいただろうか。 沖縄の保守県政は米軍普天間飛行場の「県内移設」を許容する民意の醸成が極めて困難であることを […] 渡辺 豪 2019.01.13 ライフスタイル 文化 社会 日常生活から見る沖縄の社会変容~コトバ編 今回よりオキロンの場を借りて「沖縄の社会変容」というテーマについて、いくつかのトピックスに分けて書かせて頂く事になった。今、人間社会は政治・経済・社会のあらゆる面で劇的な変化の時代を迎えつつあり、沖縄も社会変容の大波に洗 […] 坂下雅一 2019.01.06 ライフスタイル 文化 社会 医者が半分、ユタも半分 沖縄には古来、霊的能力を持つとされる「ユタ」と呼ばれる人たちがいる。その内実は宗教か、呪術か、それともメンタルケアなのか──。 「これまで20人ぐらいのユタにかかりましたが、私の感覚では当たる確率は3割か4割ではない […] 渡辺 豪 2019.01.06 基地 文化 社会 土砂投入を新聞はどう報じたか 12月14日の土砂投入を受け、全国で30紙以上が社説を掲げた。また15日朝刊では多くの新聞が複数の面で展開するなど、相当の大きな扱いをしている。[…] 山田健太 2018.12.27 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風⑥~「心を寄せる」と「寄り添う」の距離 天皇陛下がひとりの人間としての感情を、公の場でこれほど表に出したことがあっただろうか。およそ16分間の間に、天皇陛下は4度、大きく声を震わせた。[…] 松原 耕二 2018.12.25 戻る 1 2 3 4 5 進む