ライフスタイル 文化 社会 「ブックスおおみね」の底力~沖縄で唯一24時間営業を続ける本屋さんが支持される理由 與那覇里子 2019.07.20 ライフスタイル 基地 文化 沖縄戦に向き合う~牛島貞満さんのまなざし~ 運命に手繰り寄せられるように沖縄戦と向き合ってきた人がいる。東京都在住の小学校教諭、牛島貞満さん(65)だ。日本陸軍第32軍(沖縄守備軍)の牛島満司令官の孫として、沖縄戦の実相を探り、後世に語り継ぐ責務を自身に課している […] 渡辺 豪 2019.06.26 政治 文化 社会 令和に持ち越された沖縄問題と新しい日本像のつくりかた 4月の中旬にJRの渋谷駅から東横線の渋谷駅に向かって歩いていると、「幕カレ」というゲームを宣伝するポスターが通路の柱いっぱいに張られていた。幕末の著名人が、実像はともかく今風のイケメン顔になって登場している。この手のものは苦手であるので、ただ通り過ぎつもりであったが、[……] 高江洲昌哉 2019.06.15 ライフスタイル 文化 社会 ヤンキーの「パシリ」になった社会学者【下】 沖縄のヤンキーの「パシリ」となり、彼らと日常的に「つるんで」、酒を飲み交わしながら、共に過ごしてきた気鋭の社会学者がいる。打越正行さんだ。打越さんは2019年3月、彼らとの10年をつづった著書「ヤンキーと地元」(筑摩書房 […] 與那覇里子 2019.06.13 ライフスタイル 文化 社会 ヤンキーの「パシリ」になった社会学者【上】 沖縄のヤンキーの「パシリ」となり、彼らと日常的に「つるんで」、酒を飲み交わしながら、共に過ごしてきた気鋭の社会学者がいる。打越正行さんだ。打越さんは2019年3月、彼らとの10年をつづった著書「ヤンキーと地元」(筑摩書房 […] 與那覇里子 2019.06.13 政治 文化 社会 『屋良朝苗日誌』に見る皇太子明仁の沖縄初訪問【下】 1975年7月17日、ついに皇太子夫妻が沖縄へ到着した。その感慨を屋良は以下のようにつづっている。[……] 小松寛 2019.06.09 政治 文化 社会 『屋良朝苗日誌』に見る皇太子明仁の沖縄初訪問【上】 火炎瓶と「だんじゅかりゆし」 5月1日、新天皇が即位し令和の時代が始まった。 退位した前天皇明仁は上皇となった。上皇明仁が沖縄に強く関心を寄せていたことはよく知られている。沖縄への訪問は11回を数える(皇太子として5回、 […] 小松寛 2019.06.08 ライフスタイル 文化 社会 モンパチの曲はなぜ沖縄で生まれたのか~「小さな恋のうた」が描くリアル 沖縄の小さな町で活躍する高校生バンドがいた。中心は佐野勇斗(21)演じる主人公でボーカルの真栄城亮多(まえしろりょうた)だ。彼らのシンプルで力強い歌は東京のレーベルからも注目が集まるほどだった。 ある日、バンドの楽曲を手 […] 石戸諭 2019.05.26 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風⑨~“一国二制度”に置かれ続ける沖縄 玉城デニー知事は「一国二制度」という言葉を口にする。沖縄の将来像として、自治州のような一国二制度が望ましいという提案だ。 今年3月、『AERA』の渡辺豪記者のインタビューでもこう語っている。 「多くの県民が望むのは、政府 […] 松原 耕二 2019.05.21 基地 政治 文化 保守でも革新でもない「現実派」の政治家 いまだ強烈な昭和の記憶 2019年5月1日、元号が平成から令和に変わったが、沖縄では、63年の長きにわたり続いた昭和の記憶が、いまだに人々を捕らえている。1945年の沖縄戦。そこから1972年の沖縄返還まで […] 山本 章子 2019.05.11 ライフスタイル 文化 社会 「辺野古が唯一の解決策」ってなんなーん? 歌手の宇多田ヒカルさんがツイッターで「歌姫ってなんなん」と素朴な疑問をつぶやいていた頃、沖縄では「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」が目前に迫っていた。ここ沖縄でも、「なんなん」と思うことがけっこうあ […] 榮門琴音 2019.05.04 ライフスタイル 文化 社会 地続きの社会へのまなざし~境界を破る表現の力 【おすすめ3点】 ■沖縄ラプソディ(石戸諭、ニューズウィーク日本版2月26日号) 2月の県民投票を直前に控えた沖縄で、「賛否」を越えた声に耳を傾けた。 ■辺野古バスに乗って(仲村渠ハツ、自費出版) 「文学賞に応募した落選 […] 渡辺 豪 2019.04.30 文化 社会 経済 私が「沖縄出身者に総理になってほしい」と考える理由 政府が沖縄の民意を踏みにじり続ける行為には、国民の一人として強い憤りを禁じ得ないが、私はかねてより日本の総理大臣にはぜひ沖縄出身者になって欲しいと強く思っている。 理由は二つある。 まずその一つは、沖縄こそが広島や長 […] 辻野晃一郎 2019.03.29 ライフスタイル 基地 文化 辺野古「反対多数」~沖縄ルポで見えた県民分断のまぼろし Queen(クイーン)の名曲「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」は、「これは現実か、それともただの幻想か?」と問い掛けるシーンから始まる。その歌は今の沖縄にこそ当てはまるように思える。沖縄は事 […] 石戸諭 2019.03.24 基地 文化 社会 沖縄県民投票~忘れてはいけない「一人の少女」 2月24日に投開票がされた沖縄県名護市の辺野古新基地建設による、埋め立ての是非をめぐる県民投票。民意が示したのは、圧倒的と言っていい反対だった。結果に法的拘束力はなく、投票の結果如何に関係なく国が建設を進めることは確実だ […] 石戸諭 2019.03.04 基地 政治 文化 コラム 穀雨南風⑧ ~ 心のバトン 県民投票が終わったあと、その結果を無効化しようとするかのような動きが続いている。 日本維新の会の下地幹郎衆議院議員は結果が出たあと、こうツイッターに書き込んだ。 <「反対」43万4273票、「賛成」11万4933票、「どちらでもない」5万2682票、これに投票に行かなかった55万余の県民を加えれば、「反対」は43万人超、「反対以外」が計 71 万人との結果になりました> 松原 耕二 2019.03.03 基地 文化 社会 分断乗り越える処方箋~「新しい提案」書評 「普天間・辺野古」の問題が、これほど長期にわたって深刻な政治・社会的ダメージを及ぼすと予測した政治家や官僚は日米にいただろうか。 沖縄の保守県政は米軍普天間飛行場の「県内移設」を許容する民意の醸成が極めて困難であることを […] 渡辺 豪 2019.01.13 ライフスタイル 文化 社会 日常生活から見る沖縄の社会変容~コトバ編 今回よりオキロンの場を借りて「沖縄の社会変容」というテーマについて、いくつかのトピックスに分けて書かせて頂く事になった。今、人間社会は政治・経済・社会のあらゆる面で劇的な変化の時代を迎えつつあり、沖縄も社会変容の大波に洗 […] 坂下雅一 2019.01.06 ライフスタイル 文化 社会 医者が半分、ユタも半分 沖縄には古来、霊的能力を持つとされる「ユタ」と呼ばれる人たちがいる。その内実は宗教か、呪術か、それともメンタルケアなのか──。 「これまで20人ぐらいのユタにかかりましたが、私の感覚では当たる確率は3割か4割ではない […] 渡辺 豪 2019.01.06 基地 文化 社会 土砂投入を新聞はどう報じたか 12月14日の土砂投入を受け、全国で30紙以上が社説を掲げた。また15日朝刊では多くの新聞が複数の面で展開するなど、相当の大きな扱いをしている。[…] 山田健太 2018.12.27 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風⑥~「心を寄せる」と「寄り添う」の距離 天皇陛下がひとりの人間としての感情を、公の場でこれほど表に出したことがあっただろうか。およそ16分間の間に、天皇陛下は4度、大きく声を震わせた。[…] 松原 耕二 2018.12.25 ライフスタイル 文化 社会 新時代沖縄 YES WE CAN OKINAWA はじみてぃやーたい(初めまして) 現在私は、米国カリフォルニア州、サンタバーバラにある、Pacifica Graduate Institute(パシフィカ大学院大学)の博士課程に在籍している。本大学では、カール•グスタフ […] 東新川藤佳 2018.12.09 ライフスタイル 文化 社会 「個」で結び付くというあり方~ 好循環の観光に向けた処方箋 台北市内で11月下旬に開かれたふたつのイベントで、台湾と沖縄のつながりを意識させられた。 台湾最大の旅行イベント、台北国際旅行博(台湾観光協会主催、ITF)と、沖縄のカフェ8店舗が台湾のコーヒー好き向けに個性を競う交流イ […] 松田良孝 2018.11.29 政治 文化 社会 立ち返るべき民主主義とは 今年の夏、思うところがあってG・フェーブルの『一七八九年―フランス革命序論』を再読した。それは「一九三九年の若者よ!人権宣言はまた一つの伝統であり、しかも光栄ある伝統である」という文言を確認するためである。なぜ、フェーブ […] 高江洲昌哉 2018.11.11 基地 政治 文化 歪みの構造の根源をあばく~古関彰一・豊下楢彦著「沖縄 憲法なき戦後」を読み解く 沖縄では、辺野古新基地建設の強行に対し、怒りが限界に達している。民主主義が適用されず、アンフェアなやり方がまかりとおり、人権が踏みにじられ、社会や人間への失望が人々を磨耗させている。沖縄の人たちの人権が奪われてきた歴史を […] 安里長従 2018.10.25 政治 文化 社会 沖縄知事選で見る「若者」 予想外のデニー氏大勝 9月30日(日)は沖縄県知事選の投開票日だった。前衆議院議員(自由党所属)の玉城デニー氏が史上最多の39万6632票を獲得し、前宜野湾市長の佐喜真淳氏に約8万票の大差をつけて勝利したこ […] 山本 章子 2018.10.09 ライフスタイル 文化 環境 マチグヮーでぶらり「猫たどり」 沖縄の猫スポットといえば、“那覇の台所”の第一牧志公設市場周辺。夏の一日、迷路のように入り組んだ路地を練り歩き、「猫探索」にいそしんだ。 共生を育むゆりかご 沖縄戦の荒廃からいち早くにぎわいを取り戻し、「 […] 渡辺 豪 2018.09.03 ライフスタイル 文化 環境 好奇心ゆさぶる沖縄の痕跡 ~「内なるボーダー」台湾と共通点 読者の中には、この夏休みを利用して台湾を訪れるという人もいることだろう。「本土で沖縄を学び、考えるツールとなるプラットホーム・サイト」のOKIRONなので、台湾でも沖縄にこだわるべく、ちょっとひねりを効かせた旅の方法を紹 […] 松田良孝 2018.08.31 ライフスタイル 文化 社会 韓国の「ポーク」、プデチゲという「みそ汁」 そういえば、韓国にも「ポーク」があった。この夏訪れたソウルのコンビニで、「あらま」と膝を打った。スパムの商品名で知られるポークランチョンミート。このサイトをご覧になる多くの方には説明不要だろうが、ソーセージの中身をコンビ […] 鈴木 英生 2018.08.30 ライフスタイル 政治 文化 翁長助静の短歌 和魂(にぎたま)となりてしづもるおくつきのみ床の上をわたる潮風 糸満市米須地区に建つ慰霊塔「魂魄(こんぱく)の塔」に刻まれた短歌である。戦後間もない1946年、戦争で犠牲となった遺骨を住民が自発的に収集し、魂魄の塔を […] 屋良 健一郎 2018.08.09 戻る 1 2 3 4 進む