コロナ自粛中に沖縄へ行くのは「大バカ者」か

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 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出され、全国的に不要不急の外出を自粛していた5月中旬、俳優の山田孝之さん、新田真剣佑さんらが沖縄でバカンスを楽しんでいた。20日、「文春オンライン」特集班が報じると、SNSでは「あれだけ来ないでと呼びかけられている中で・・・」「すごく残念」といった失望や批判の声が相次ぎ、新田真剣佑さんは自身のTwitterに「自分の軽率な行動で皆様に不快な思いをさせてしまった。沖縄県民の皆様にも心から謝罪します」と投稿した。

一方で、観光は沖縄の経済の要。沖縄県は引き続き移動の自粛の呼び掛ているが、本音は「受け入れたい」。観光業界や飲食店はジレンマを抱えながら、再開に向けて、少しずつ動き出している。だが沖縄観光の現状は、まだ「凍結」状態だ。

人気俳優の行動に失望感

自粛期間中の人気俳優の沖縄でのバカンスー。多くの人が新型コロナウイルスの早期収束を願っていただけに、SNSでは感染を広めかねない行動に非難する声が相次いだ。

 「大バカ者だわ。沖縄県知事もあれだけ来るな!と言ってたのに」
 「緊急事態宣言中で、ましてあれだけ沖縄には来ないでくれと呼びかけその理由も毎日報道されとる中、東京から沖縄に行ける神経が、、、」

 旅行に同行していた女性モデルのInstagramには、沖縄県民だと名乗るアカウントから
「あなたが沖縄を満喫している時に命を懸けてコロナと立ち向かっている医師、看護師、医療従事者が居ます。家族や恋人を亡くした方も居ます。今回の件はすごく残念です。」
 とのコメントが投稿された。  

ゴールデンウイーク前、玉城デニー知事は自身のTwitterで
 「残念ですが沖縄は非常事態宣言の体制で充分なおもてなしは到底できません。離島を含め医療体制も非常事態です。どうか今の沖縄への旅はキャンセルして受け入れ可能な時期までお待ち下さい。stayhome weekして下さい。」と投稿。

沖縄の若者たちもこれ以上、沖縄での感染を拡大させないため、SNSで「沖縄休業中」を県内外に広く発信した。

 新型コロナウイルスの収束を願ったのは沖縄の人たちだけではない。「一緒に頑張ろう」「行きたかったけれど旅行はまた次の機会に」ー。それだけに人気俳優の行動に失望感は大きく広がった。

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