執筆者 山田健太 専修大学教授 1959年、京都市生まれ。専修大学文学部(ジャーナリズム学科)教授。専門は言論法、ジャーナリズム研究。日本ペンクラブ副会長、情報公開クリアリングハウス理事など。主著に、2021年刊行の新刊『法とジャーナリズム 第4版』と『ジャーナリズムの倫理』(いずれも勁草書房)、『沖縄報道 日本のジャーナリズムの現在』、『放送法と権力』、『現代ジャーナリズム事典』など。 山田健太の記事一覧 基地 政治 文化 全国で「憲法」がどう報じられているか 沖縄と縁が深い「ウルトラマン」シリーズの新作が昨日、公開された。同じ円谷プロが手掛けた特撮映画の代表作が「ゴジラ」だ。沖縄が日本から切り離されて間もない1954年に、〝水爆大怪獣映画〟として生まれた。そこでは防衛隊の名称 […] 山田健太 2022.05.17 基地 政治 社会 問われる本土メディアの視線 復帰50年に合わせ、新聞・テレビのみならずSNSも含め多くのメディアで一気に琉球・沖縄関連の情報量が増えている。新聞・放送の両博物館でも特別展が開催中だ。それらでも共通する節目報道の視点は、過去を振り返るとともに現在を検 […] 山田健太 2022.05.16 政治 文化 社会 復帰50年の沖縄報道 沖縄復帰50年の年を迎え本土メディアも含め様々な特集が組まれている。そこで伝えられている沖縄を、一言でまとめれば「大きく変わったが実は変わっていない」となろうが、これは言論状況にも当てはまる。 直近の少年失明事件と沖縄 […] 山田健太 2022.02.26 政治 文化 社会 なぜ分断の道を選ぼうとするのか 6月4日、蝶類研究者の視点を生かし、米軍北部訓練場エリアを中心に自然保護を訴えてきた宮城秋乃さんが、威力業務妨害名目で自宅の家宅捜査を受け、パソコン等を押収されたという。奇しくも国会では、本紙が繰り返し問題点を明らかにし […] 山田健太 2021.06.15 基地 政治 社会 安倍政権と沖縄~情報操作の軌跡 安倍政権を象徴する事象として、アベノミクス、集団的自衛権の容認、教育改革(道徳の教科化)、天皇代替わり(改元)などが挙げられるだろう。そして沖縄にとっては、辺野古新基地建設をめぐって、官邸vs.沖縄県政(翁長&デニー)の […] 山田健太 2020.09.10 基地 政治 社会 沖縄報道~戦争による断絶の歴史から考察する 沖縄県石川市(現うるま市)の宮森小学校に米軍ジェット機が墜落し、多数の死傷者が出た1959年6月30日から60年が経つ。2019年のこの日、東京でそれを伝える番組や記事はごくわずかだったが、地元では様々な番組や新聞連載が […] 山田健太 2019.10.03 基地 政治 社会 沖縄県民投票をメディアはどう報じたか 辺野古新基地建設をめぐる政府言説の特徴は、隠蔽(はぐらかし)と誤導(印象操作)だ。 「1日も早い危険性の除去」に「最低13年かかる」ことは、あまりにも矛盾する<不都合な真実>だ。しかも工事の遅れは「沖縄県(民)の妨害」のためと責任転嫁をすることしきりでもある。[…] 山田健太 2019.03.05 基地 文化 社会 土砂投入を新聞はどう報じたか 12月14日の土砂投入を受け、全国で30紙以上が社説を掲げた。また15日朝刊では多くの新聞が複数の面で展開するなど、相当の大きな扱いをしている。[…] 山田健太 2018.12.27