沖縄ビジネス展望~活況を呈する飲食業界~

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毎日新聞の鈴木英生記者が昨年末に、本サイトで沖縄の食文化について紹介されていたが(「沖縄に於ける、おかず、みそ汁、ご飯」)、筆者は県内飲食業界の現状について簡単にご紹介したい。県内飲食業界も好景気の中で少しずつ変化が起きているように感じる。

1皿100円の衝撃

沖縄県内の飲食業界における近年の特徴的な動きとしては、県外飲食チェーン店の積極的な県内進出があげられる。特に目を引くのが、大手回転寿司チェーンの県内進出だ。
牛丼チェーン「すき家」で有名な飲食業界最大手のゼンショーホールディングスが運営している「はま寿司」が2013年7月に県内に初進出し、18年2月現在では8店舗まで増加している。その後、回転寿司チェーン業界第2位の「無添くら寿司」が2015年4月にイオンモール沖縄ライカムに初出店し、現在では5店舗まで増加しており、3月下旬にはもう1店舗開業予定だ。そして、業界最大手の「スシロー」も15年9月に初出店し現在、4店舗にまで増加している。
進出してきている店舗に行くと、多くの県民や在留外国人、そして外国人観光客で賑わっている。週末のピーク時だと60分以上待つ店舗もあり盛況だ。
県外の大手飲食チェーン店は大量に原材料を購入することから県内飲食店よりも仕入れコストが安く、その結果、価格も抑えられる。多くの県民は、1皿100円の回転寿司のリーズナブルさと、ネタのよさに驚き、頻繁に訪れるようになっている(わたしもそのひとりだ)。

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