執筆者 川端俊一 元新聞記者 那覇支局員や社会部員、同次長として沖縄の米軍基地問題、安保問題などを担当。2020年に選択定年で退職。 著書に『沖縄 憲法の及ばぬ島で』、共著書に『沖縄報告―サミット前後』『新聞と戦争』『闘う東北』など。 川端俊一の記事一覧 ライフスタイル 基地 政治 ある「右翼」の問いかけ――「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る」という劇薬 6月22日に公示された参院選の東京選挙区で、「右翼」の女性が立候補した。中村之菊(なかむら・みどり)氏。「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党」代表。選挙戦で掲げる主張は党名の通り、沖縄の米軍基地を東京へ引き取る、こと。日米 […] 川端俊一 2022.06.26 基地 政治 社会 「日本一幸せあふれるまち」にミサイル部隊がくる――沖縄・石垣島でおきていること《市長選・後編》 紆余曲折の末、旧来の「保守」勢力と、石垣初の「保・革共闘」による対決となった石垣市長選。結果は、「保守」が推す現市長の中山義隆(なかやま・よしたか)氏が、「保・革共闘」の砥板芳行(といた・よしゆき)氏に2454票差をつけ […] 川端俊一 2022.06.03 基地 政治 社会 「日本一幸せあふれるまち」にミサイル部隊がくる――沖縄・石垣島でおきていること《市長選・前編》 陸上自衛隊のミサイル駐屯地建設を認めるか否か――。それ自体はもはや争点ではなかったが、政治的立ち位置を見定めるためには依然、重要な指標であった。2022年2月27日に投開票が行われた沖縄県石垣市長選で、自民・公明が推す現 […] 川端俊一 2022.05.18 基地 政治 社会 「日本一幸せあふれるまち」にミサイル部隊がくる――沖縄県・石垣島でおきていること《市議会編》 2022年2月27日に投開票が行われた沖縄県の離島、石垣市の市長選挙で、自民・公明が推す現職の中山義隆(なかやま・よしたか)氏が4選を果たした。争点の一つは、島内への陸上自衛隊ミサイル部隊の配備計画に関する住民投票の実施 […] 川端俊一 2022.04.22 基地 政治 環境 島々を日米同盟の「盾」にする要塞化計画――鹿児島県・馬毛島で何が起きているのか 九州南端から台湾近海まで連なる南西諸島の島々で、自衛隊の駐屯地が相次いで建設され、部隊が配備されている。鹿児島県西之表市・馬毛島(まげしま)でも、防衛省が新たな自衛隊基地の建設計画を進めようとしている。アメリカ海軍の空母 […] 川端俊一 2021.09.04 基地 政治 社会 対中国の「ミサイル要塞」にされていく南西諸島――国民を「捨て石」にする戦争を繰り返してはならない 南西諸島の島々に、陸上自衛隊のミサイル部隊が配備されつつある。有事の際、相手国の航空機や艦船をミサイルで攻撃して食い止めようという作戦で、「仮想敵」は中国人民解放軍だ。背景には、中国を「国際秩序に挑戦する唯一の競争相手」 […] 川端俊一 2021.04.24 基地 政治 社会 「安保」によって起きた事故を「全国紙」はどう扱ったか―沖縄国際大米軍ヘリ墜落事故報道の遅すぎる検証 あれから16年になる。2004年8月13日、沖縄県宜野湾市にある沖縄国際大学の構内に、隣接する「アメリカ海兵隊普天間飛行場」を離陸した大型輸送ヘリが墜落した事故。沖縄のアメリカ軍基地がいかに危険であるか、を示す証左として […] 川端俊一 2020.08.28 基地 政治 社会 沖縄から眺望できる「国民的思考停止」という病の風景――辺野古米軍基地建設とは何なのか 新型コロナウィルスの緊急事態宣言は解除されたが、なお多くの人々が困窮にあえいでいる。未知の感染症が落とす影は依然大きく、私たちの社会を暗然と覆っている。だが、そこで見えた数々の問題も含めて、この国の本当の「病」は、感染 […] 川端俊一 2020.08.10