執筆者 宮城 大蔵 中央大学教授 1968年生まれ。NHK記者を経て一橋大学大学院法学研究科修了。博士(法学)。政策研究大学院大学助教授、上智大学教授などを経て現職。 主要著書に『戦後アジア秩序の模索と日本』(創文社、2004年、サントリー学芸賞・中曽根康弘賞)、 『戦後日本のアジア外交』(編著、ミネルヴァ書房、2015年、国際開発研究大来賞)、『現代日本外交史』(中公新書、2016年)、 『普天間・辺野古 歪められた二〇年』(共著、集英社新書、2016年)など。 宮城 大蔵の記事一覧 基地 政治 社会 ペリーは何を語ったのか~「元米国防長官・沖縄への旅」を読み解く【その5】 第一次北朝鮮核危機の最中、米国国防長官として日本側に朝鮮半島有事の際の基地使用許可を求めたペリー。一方で日米安保条約には、朝鮮半島有事を事前協議の対象外とする「密約」があった。果たしてペリーは密約をどのように認識していた […] 宮城 大蔵 2018.01.05 基地 政治 社会 ペリーは何を語ったのか~「元米国防長官・沖縄への旅」を読み解く【その4】 在日米軍基地からの出撃を対象とする日米安保条約の「事前協議制度」。日本政府はこれまで事前協議は一度も行われたことはないとしている。しかし、今回のETV特集「ペリーの告白」で、ペリーは第一次北朝鮮核危機に際して、1994年 […] 宮城 大蔵 2017.12.22 基地 政治 社会 ペリーは何を語ったのか~「元米国防長官・沖縄への旅」を読み解く【その3】 前回も触れたように、第一次北朝鮮核危機に際して米国防長官であったペリーは、次期首相の羽田孜に対して、在日米軍基地の使用について同意を求めた(1994年4月)。この場面でのペリーの告白は、日米安保条約に関わる「事前協議制度 […] 宮城 大蔵 2017.12.18 基地 政治 社会 ペリーは何を語ったのか~「元米国防長官・沖縄への旅」を読み解く【その2】 北朝鮮の核開発が表面化し、これを阻止しようとアメリカが武力行使も検討したのが第一次北朝鮮核危機(1993年~94年)である。この危機は、細川護煕、羽田孜という[…] 宮城 大蔵 2017.12.06 基地 政治 社会 ペリーは何を語ったのか~「元米国防長官・沖縄への旅」を読み解く【その1】 NHK教育テレビで放映されたETV特集『ペリーの告白 ~元米国防長官・沖縄への旅』(11月18日放送)は、日本の安全保障や沖縄基地問題を考える上で、大変に興味深く、また示唆に富む番組であった。[…] 宮城 大蔵 2017.12.03