日常生活から見る沖縄の社会変容~外国人労働者編(上)

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在沖ネパール人の様相

 現在2100人余りのネパール人が那覇市・浦添市を中心とする沖縄に住んでいる。その中には10年以上前に家族ぐるみで来沖した古参の方たちもいるが、大多数は沖縄の日本語学校に入学するため最近来沖した男女の若者たちだ。その多くは在籍する日本語学校が提供する住居で共同生活しているので、日本語学校がある地域で特によく見かける。印象的なのは自転車に乗っている人をよく見かけることだ。学校やアルバイト先との移動に利用して交通費を節約しているようだ。

これだけの人数の若者がいるのだから、当然、故郷の食事・食材を提供するサービスも必要となる。そうしたサービスを担っているお店の一つが那覇市前島にある「シティーマートオキナワ」だ。4年前にオープンしたこのお店、15坪ほどの店内に6つほどのテーブルが並び、壁の棚にはネパール料理の食材が所せましと並んでいる。










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