ライフスタイル 基地 文化 辺野古「反対多数」~沖縄ルポで見えた県民分断のまぼろし 石戸諭 2019.03.24 基地 政治 社会 沖縄主導の新たな一手 「辺野古ノー」を示した県民投票後、二度目となる首相との面談に臨んだ玉城デニー知事。新協議機関「SACWO」設置に向け、沖縄主導で新たな一手を繰り出す準備も整えている。 「県民の反発はますます膨らむのではないかと危惧し […] 渡辺 豪 2019.03.27 文化 社会 経済 私が「沖縄出身者に総理になってほしい」と考える理由 政府が沖縄の民意を踏みにじり続ける行為には、国民の一人として強い憤りを禁じ得ないが、私はかねてより日本の総理大臣にはぜひ沖縄出身者になって欲しいと強く思っている。 理由は二つある。 まずその一つは、沖縄こそが広島や長 […] 辻野晃一郎 2019.03.29 基地 政治 社会 在沖海兵隊のグアム移転の真実 事実に反する菅発言 菅義偉官房長官は、2018年10月の記者会見で、民主党政権期に「(辺野古)移設問題が迷走して進展しなかった。その時に、米国の議会で、グアム移転事業にかかる資金支出が凍結された時期があった […] 山本 章子 2019.03.30 基地 政治 社会 辺野古新基地が不要な理由~小沢一郎代表インタビュー 玉城デニー知事が衆院議員時代に行動を共にした「政治の師」であり、現在は野党共闘を主導する自由党の小沢一郎代表に、政権交代を見据えた「普天間・辺野古」の戦略などを聞いた。 故翁長雄志知事の「遺言」で、後継者として玉城デ […] 渡辺 豪 2019.04.10 基地 政治 環境 北欧に「SACWO」のヒントあり 沖縄県の玉城デニー知事が設置を求めている、日米政府に沖縄を加えた協議機関「SACWO」。実現可能性を探る上でヒントになる海外の事例がある。 「東京とワシントン、那覇の三者間合意が国際協定として締結されているイメージで […] 渡辺 豪 2019.04.16 基地 政治 社会 沖縄が戻りたかった祖国 皇位が継がれゆく中で日本とは何かを考える連載「日本という国」を朝日新聞夕刊で4月初めに担当した。沖縄からの視点が欠かせないと考え、連載5回のうち1回で、祖国復帰運動を率いた政治家・瀬長亀次郎を取り上げた。米軍普天間飛行場 […] 藤田直央 2019.04.23 基地 政治 社会 著者に聞く~『基地社会・沖縄と「島ぐるみ」の運動』 明治学院大学の秋山道宏さんの著書『基地社会・沖縄と「島ぐるみ」の運動』(八朔社)が2019年3月に発刊された。獨協大学の平良好利さんの質問に、秋山さんが答える形で同書の読みどころを紹介する。 執筆の動機と「 […] 秋山道宏 2019.04.25 政治 社会 経済 平成の沖縄県知事と米軍基地問題 「平成」の時代が終わり、「令和」の時代が始まろうとしている。本稿では、平成の時代は沖縄にとってどのような時代だったのかを、歴代の県知事の米軍基地問題への取り組みを通して振り返ってみたい。 平成の時代、歴代の沖縄県知事は、 […] 野添 文彬 2019.04.27 ライフスタイル 文化 社会 地続きの社会へのまなざし~境界を破る表現の力 【おすすめ3点】 ■沖縄ラプソディ(石戸諭、ニューズウィーク日本版2月26日号) 2月の県民投票を直前に控えた沖縄で、「賛否」を越えた声に耳を傾けた。 ■辺野古バスに乗って(仲村渠ハツ、自費出版) 「文学賞に応募した落選 […] 渡辺 豪 2019.04.30 基地 政治 社会 県民投票の結果を国民的議論につなげる 2019年2月24日「辺野古県民投票」の結果が明らかになった。投票率52.48%、賛成19.1%、反対72.2%。長く続いた論争はこれで終止符が打たれた。 反対の割合は「全有権者の37.6%に過ぎない」という意見があるが […] 安里長従 2019.05.02 ライフスタイル 文化 社会 「辺野古が唯一の解決策」ってなんなーん? 歌手の宇多田ヒカルさんがツイッターで「歌姫ってなんなん」と素朴な疑問をつぶやいていた頃、沖縄では「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」が目前に迫っていた。ここ沖縄でも、「なんなん」と思うことがけっこうあ […] 榮門琴音 2019.05.04 基地 政治 文化 保守でも革新でもない「現実派」の政治家 いまだ強烈な昭和の記憶 2019年5月1日、元号が平成から令和に変わったが、沖縄では、63年の長きにわたり続いた昭和の記憶が、いまだに人々を捕らえている。1945年の沖縄戦。そこから1972年の沖縄返還まで […] 山本 章子 2019.05.11 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風⑨~“一国二制度”に置かれ続ける沖縄 玉城デニー知事は「一国二制度」という言葉を口にする。沖縄の将来像として、自治州のような一国二制度が望ましいという提案だ。 今年3月、『AERA』の渡辺豪記者のインタビューでもこう語っている。 「多くの県民が望むのは、政府 […] 松原 耕二 2019.05.21 ライフスタイル 文化 社会 モンパチの曲はなぜ沖縄で生まれたのか~「小さな恋のうた」が描くリアル 沖縄の小さな町で活躍する高校生バンドがいた。中心は佐野勇斗(21)演じる主人公でボーカルの真栄城亮多(まえしろりょうた)だ。彼らのシンプルで力強い歌は東京のレーベルからも注目が集まるほどだった。 ある日、バンドの楽曲を手 […] 石戸諭 2019.05.26 基地 政治 環境 拡大する米軍機騒音と日米地位協定 SACO騒音軽減イニシアティヴ 沖縄で3人の米兵が地元の小学生一人を暴行した、1995年9月の事件後、日米両政府が立ち上げた「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」。1996年12月の最終報告には、「騒音 […] 山本 章子 2019.05.31 政治 文化 社会 『屋良朝苗日誌』に見る皇太子明仁の沖縄初訪問【上】 火炎瓶と「だんじゅかりゆし」 5月1日、新天皇が即位し令和の時代が始まった。 退位した前天皇明仁は上皇となった。上皇明仁が沖縄に強く関心を寄せていたことはよく知られている。沖縄への訪問は11回を数える(皇太子として5回、 […] 小松寛 2019.06.08 政治 文化 社会 『屋良朝苗日誌』に見る皇太子明仁の沖縄初訪問【下】 1975年7月17日、ついに皇太子夫妻が沖縄へ到着した。その感慨を屋良は以下のようにつづっている。[……] 小松寛 2019.06.09 基地 政治 社会 石垣島自衛隊配備の最大の問題点とは 私の生まれ島、石垣島の平得大俣への陸上自衛隊配備計画の最大の問題点は、島に住む人たちが島の未来を自分たちで決定することができない状況に置かれているということだ。自衛隊配備に対して賛成であろうが反対であろうが、それ以前の、 […] 安里長従 2019.06.10 ライフスタイル 文化 社会 ヤンキーの「パシリ」になった社会学者【上】 沖縄のヤンキーの「パシリ」となり、彼らと日常的に「つるんで」、酒を飲み交わしながら、共に過ごしてきた気鋭の社会学者がいる。打越正行さんだ。打越さんは2019年3月、彼らとの10年をつづった著書「ヤンキーと地元」(筑摩書房 […] 與那覇里子 2019.06.13 ライフスタイル 文化 社会 ヤンキーの「パシリ」になった社会学者【下】 沖縄のヤンキーの「パシリ」となり、彼らと日常的に「つるんで」、酒を飲み交わしながら、共に過ごしてきた気鋭の社会学者がいる。打越正行さんだ。打越さんは2019年3月、彼らとの10年をつづった著書「ヤンキーと地元」(筑摩書房 […] 與那覇里子 2019.06.13 政治 文化 社会 令和に持ち越された沖縄問題と新しい日本像のつくりかた 4月の中旬にJRの渋谷駅から東横線の渋谷駅に向かって歩いていると、「幕カレ」というゲームを宣伝するポスターが通路の柱いっぱいに張られていた。幕末の著名人が、実像はともかく今風のイケメン顔になって登場している。この手のものは苦手であるので、ただ通り過ぎつもりであったが、[……] 高江洲昌哉 2019.06.15 基地 政治 社会 基地問題を考える回路を取り戻す かつて私は、本土と沖縄は政治空間そのものが異なっており、例えば日米関係の側面からみれば、一方の本土は「日米同盟論」がリアルでそれにフィットした政治空間にあり、もう一方の沖縄は「対米従属論」がリアルでそれにフィットした政治 […] 平良好利 2019.06.21 基地 社会 経済 沖縄のもう一つの未来、岩国 今年のエイプリルフールに、出版社の吉川弘文館は次のツイートを投降した。「弊社はこの度『吉川』の本拠であります山口県岩国市に本社を移転いたします。廃藩置県以降、約150年ぶりの里帰りとなります。[……] 山本 章子 2019.06.23 ライフスタイル 基地 文化 沖縄戦に向き合う~牛島貞満さんのまなざし~ 運命に手繰り寄せられるように沖縄戦と向き合ってきた人がいる。東京都在住の小学校教諭、牛島貞満さん(65)だ。日本陸軍第32軍(沖縄守備軍)の牛島満司令官の孫として、沖縄戦の実相を探り、後世に語り継ぐ責務を自身に課している […] 渡辺 豪 2019.06.26 基地 政治 環境 有害物質の流出は「沖縄の問題」なのか? 「この湧き水は飲めません」 こんな看板が4月以降、沖縄県内の米軍基地周辺7カ所のわき水に相次いで設置された。町内3カ所に設置した嘉手納町の担当者はこう吐露する。 「住民の不安が高まる中、設置せざるを得ませんでした」 なぜ […] 渡辺 豪 2019.06.29 基地 政治 社会 ナショナリズム 沖縄と日本【上】~「日本人民と結合せよ」 6月23日、曇天からの小雨。沖縄は戦後74年目の慰霊の日を迎えた。日米間で最大の地上戦となった沖縄戦で1945年のこの日、米軍の猛攻のなか旧日本軍の現地司令官が自決した。 死者は日本側約18万8千人、米側約1万2千人。 […] 藤田直央 2019.07.12 基地 政治 社会 ナショナリズム 沖縄と日本【中】~戦後に現れた「国体」日米安保 政界が夏の参院選へ慌ただしさを増す6月下旬、東京・渋谷のとあるビルの地下で映画の試写会があった。8月公開の「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯」。米軍基地からの「民族の解放」を唱え続けた沖縄の政治家・ […] 藤田直央 2019.07.13 基地 政治 社会 ナショナリズム 沖縄と日本【下】~昭和天皇と瀬長 この連載で私は、ナショナリズムについて、明治に生まれた近代国家・日本がまとまりを追求し続ける動きととらえ、幕末以降を点描してきた。 戦後の沖縄に舞台を移した前々回と前回では、米軍統治からの「民族の解放」を目指した祖国復 […] 藤田直央 2019.07.14 基地 政治 社会 石垣島自衛隊配備論点 6月27日の石垣市議会で、中山義隆市長と同市の棚原企画政策課長は、「地方自治法に基づく住民投票請求と自治基本条例に基づく請求は別で、今回は、地方自治法に基づいて請求したのだから、議会の否決で署名の効力は消滅した」と答弁し […] 安里長従 2019.07.17 戻る 1 2 3 4 進む