基地 政治 社会 当面する普天間問題の「唯一の解決策」とは 豊下楢彦 2023.11.18 基地 政治 社会 南西諸島は「無人島」か 「無人機戦争」 どうやら防衛省は、「台湾有事」に備えて南西諸島に攻撃型の無人機を本格的に投入する計画に着手したようである。報道によれば、これまで自衛隊の無人装備の活用は「警戒監視」などに限られてきたが、「23年度から攻撃 […] 豊下楢彦 2023.10.28 基地 政治 環境 代執行へ国が提訴 政治力なき政府の「解決策」 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐり、国が沖縄県知事に代わって設計変更を承認する「代執行」に向けた訴訟が10月30日に始まる。 国家権力が総がかりで沖縄をねじ伏せにかかっている。名護市辺野古の新基地建設をめ […] 渡辺 豪 2023.10.09 基地 政治 社会 「台湾有事」は日本有事なのか~犠牲を最小限にする選択肢を 【おすすめ3点】 ■沖縄戦と島田叡 教科書記述に潜むもの(川満彰、沖縄タイムス) 沖縄戦時の官選知事・島田叡氏の「負の側面」を解説 ■沖縄 戦火の放送局(渡辺考、大月書店) 日本放送協会沖縄放送局長の手記をもとに、戦争と […] 渡辺 豪 2023.08.28 政治 文化 社会 「沖縄=広島=長崎イニシアチブ」で外交の多層性を 広島、長崎が持つ「特別さ」 毎年、8月は戦争の過去を振り返り、平和を考える空気が強まる。8月15日の終戦記念日を前にした8月6日、9日の広島、長崎の原爆の日は日本全体にとっても重要な日であることは言うまでもない。 今年 […] 宮城 大蔵 2023.08.10 基地 政治 社会 沖縄戦を知らない若者に歴史をどう引き継ぐか(下) 浦添~映画『ハクソー・リッジ』の舞台 2016年に米国で公開された映画『ハクソー・リッジ』は、前田高地の戦いと呼ばれる、沖縄戦中に浦添城一帯で展開された日米両軍の戦いに参加した、衛生兵デズモンド・ドスが主人公だ。「ハク […] 山本 章子 2023.06.23 基地 政治 社会 沖縄戦を知らない若者に歴史をどう引き継ぐか(上) 2023年で戦後78年たつ。これは、戦争体験者が残り少なくなったことを意味する。総務省の2018年10月1日時点のデータで、アジア太平洋戦争を体験していない戦後生まれは、日本の人口の83.6%。現在はもっと増えているだろ […] 山本 章子 2023.06.22 基地 政治 環境 「環境問題」の観点から沖縄に向き合う―環境省との初交渉を受けて 5月25日、遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」具志堅隆松さんたちと国との意見交換会が開催され、午前中に環境省と、午後から厚労省・外務省・防衛省と戦跡の保護・遺骨土砂問題・戦没者遺骨収集・自衛隊配備など多くの問題を議論した […] 西尾慧吾 2023.05.27 基地 政治 沖縄の海兵隊のグアム移転で起きた本当の事 グアムの道路が整備されている理由 海岸と並行に伸びた、広いアスファルトの道路が、垂直に降り注ぐ太陽光で白く輝いている。アメリカのグアム島は、兵庫県淡路島とほぼ同じ大きさ。沖縄県の約4分の1の面積しかない。車を飛ばせば2 […] 山本 章子 2023.05.01 基地 政治 環境 防衛省のジュゴン調査は十分なのか 新基地建設が進む沖縄本島北部の名護市沿岸で、国の天然記念物で絶滅危惧種のジュゴンのふんが見つかった。貴重な生態は守られるのか。 沖縄県自然保護課によると、ジュゴンのふんが見つかったのは名護市久志の沿岸部。米軍普天間飛行場 […] 渡辺 豪 2023.04.27 基地 政治 社会 故翁長雄志氏の生き様―翁長氏はいかにして「オール沖縄」知事となったか― 翁長知事急逝直後の県民大会 台風が迫る2018年8月11日、沖縄那覇市の奥武山公園で、「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」(辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会 […] 山本 章子 2023.04.19 基地 政治 環境 「なし崩し」で進むのか~新設の陸自石垣駐屯地「反撃型ミサイル」配備への懸念 陸上自衛隊の石垣駐屯地が3月に開設された。環境アセス逃れや、有権者の4割が求めた住民投票の未実施など島民への説明が十分に尽くされないままの開設に、いまも賛否が渦巻いている。 沖縄県石垣市の中山義隆市長は昨年12月、人口5 […] 比嘉 盛友 2023.04.07 基地 政治 社会 「台湾有事」狂想曲~誰が戦うのか ウクライナ戦争は、核大国が核を持たない主権国家を公然と侵略したことで世界に衝撃を与えた。もっとも、同じ構図は重大な先例として、米国が仕掛けたベトナム戦争やイラク戦争を挙げることができるのであって、民間人の犠牲者数はウクラ […] 豊下楢彦 2023.02.26 基地 政治 社会 「穀雨南風」⑯ ~ 防衛大転換と民主主義、そして哲学 「出来レースじゃないですか」 私たちはなぜ議論によって互いの理解を深め、よりよい結論を導き出すことが得意ではないのだろうか。もしそうなら民主主義というものが、いまだ私たちの社会に根付いていないということなのだろうか。 去 […] 松原 耕二 2023.01.29 政治 文化 社会 沖縄県ヘイト解消条例骨子案に対するパブリックコメント~差別及び差別扇動からの平等な保護を 沖縄県は昨年12月5日、「差別のない人権尊重社会づくり条例(仮称)」の年度内制定を目指すとし、骨子案を公表した。パブリックコメントによる意見募集を本年1月6日まで行う。骨子案では、「本邦外出身者」への差別的言動が確認され […] 安里長従 2023.01.02 基地 政治 社会 「台湾有事キャンペーン」を相対化することの重要性 台湾有事をめぐるアメリカ、日本、そして沖縄 かつて、「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひく」と言われた。日本経済がまだ脆弱で、アメリカに経済的に依存していた時代のことである。最近の台湾有事をめぐる議論を見ていると […] 宮城 大蔵 2023.01.01 基地 政治 社会 荒唐無稽な「敵基地攻撃」論 ウクライナ戦争と国連「軍縮アジェンダ」 ウクライナ戦争を奇貨として日本政府は、戦後の防衛政策の大転換となる「敵基地攻撃能力」の保持に踏みだし、今後5年間で防衛費に43兆円もの巨費を投入するという防衛力整備計画を打ち上げた […] 豊下楢彦 2022.12.07 基地 政治 社会 沖縄の「運動」を揶揄するツイッターに群がる人々 「狡猾さ」も消え失せたネット世論の熱狂 実業家のひろゆき氏がツイッターでつぶやいた、沖縄・辺野古の新基地建設に反対する座り込み運動を揶揄するツイートが波紋を広げた。「よく知らないが、なんとなく気に食わない」ものが標的にされる社会。放置していいはずがない。 沖縄 […] 渡辺 豪 2022.10.29 政治 文化 社会 ひろゆき氏への非難を超えて―今こそヤマトが変わるとき 辺野古の座り込みを嘲笑するひろゆき氏の発言が大きな非難を招いている。彼のAbema TVでの発言も本当に酷く、あのような番組を沖縄の方々に見せてしまったことが心底申し訳なかった。 ひろゆき氏は、日数のカウント方法の揚げ足 […] 西尾慧吾 2022.10.09 ライフスタイル 基地 政治 「そこに人々が生活しているという理解があるのか」 沖縄の歴代知事が保革を越えて訴えてきたこと 今年は沖縄の日本復帰から50年。この間、沖縄県政を担った歴代8人の知事の生い立ちから県政運営に至るまでを論じた野添文彬著『沖縄県知事 その人生と思想』(新潮選書)がこのほど発刊された。沖縄国際大学准教授の野添さんに著作に […] 渡辺 豪 2022.10.08 基地 政治 文化 犠牲を強いるのは誰なのか~民主主義の現在地 【おすすめ3点】 ■越境広場10号(同刊行委員会) 鼎談 金平茂紀×呉世宗×仲里効 ■沖縄は日本だ、沖縄が日本だ(真藤順丈、ニューズウィーク日本版6月28日号) 小説「宝島」執筆をめぐる秘話と沖縄への思い ■中国は尖閣 […] 渡辺 豪 2022.09.11 基地 政治 社会 沖縄は米国の「施政権下」にあったのか 2022年は、沖縄復帰50年ということもあり、報道等で「施政権返還」という用語が繰り返し聞かれた。玉城県政が作成した「平和で豊かな沖縄の実現に向けた新たな建議書」にも、「日本国の施政権から分離された」「米国の施政権下にあ […] 安里長従 2022.08.22 基地 政治 社会 琉球弧の島々を戦場にさせない―8月6日、非核・非戦の誓いを込めて 今日は広島原爆の日だ。1948年の伊江島米軍弾薬輸送船爆発事故の日でもある。軍隊・戦争で命や土地を奪われた全ての犠牲者の方々、とりわけ日本の侵略の犠牲にされた方々への反省・謝罪の気持ちを深め、非核・非戦を誓う一日にしたい […] 西尾慧吾 2022.08.06 ライフスタイル 基地 政治 参院選 中村之菊候補の戦い 参院選で「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る」ことを公約に掲げた候補がいた。批判も黙殺もものともせず、ひたすら「加害者は本土の私たちだ」と訴え続けた選挙戦。彼女はどんな思いで選挙に臨んだのか。 * * * 「沖縄は基地の […] 渡辺 豪 2022.07.18 基地 政治 社会 沖縄を無視した参院選―選挙後こそ、沖縄に向き合う運動の形成が急務! 参院選が終わった瞬間、政権が暴挙を再開した。沖縄では辺野古新基地建設反対を掲げた伊波洋一候補が勝利したにもかかわらず、松野博一官房長官は「辺野古が唯一」との方針を堅持すると発言、辺野古での工事も早速行われている。 岸田政 […] 西尾慧吾 2022.07.11 ライフスタイル 基地 政治 ある「右翼」の問いかけ――「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る」という劇薬 6月22日に公示された参院選の東京選挙区で、「右翼」の女性が立候補した。中村之菊(なかむら・みどり)氏。「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党」代表。選挙戦で掲げる主張は党名の通り、沖縄の米軍基地を東京へ引き取る、こと。日米 […] 川端俊一 2022.06.26 ライフスタイル 政治 文化 ドキュメンタリー映画「教育と愛国」に込めた思い~斉加尚代さんインタビュー 全国で公開中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」。政治の圧力によって忖度を強いられる教育現場のリアルは、さながら「政治ホラー」の様相も帯びる。監督を務めた大阪の毎日放送(MBS)ディレクターの斉加尚代さんに作品に込めたメ […] 渡辺 豪 2022.06.20 ライフスタイル 政治 社会 記録する闘い~『ニュース女子』高裁判決が浮き彫りにしたもの 雷雨のなかで、東京高裁へ 東京高等裁判所を目指し、昼過ぎに東京駅に降り立った私は、暗い雲に覆われた空と鳴り響く雷に動揺しました。見慣れた風景がどこか異空間に見えてきて、これから聞くことになる判決は大丈夫だろうかと不安に襲 […] 斉加尚代 2022.06.17 基地 政治 環境 ウクライナと「破滅への道」 「核共有」という選択 かつて米軍は「北ベトナムを石器時代に戻してやる」と公言し、全土の焦土化にむけて沖縄を拠点に第二次大戦時を越える無差別空爆作戦を3年間にわたり展開したが、この恐るべき戦争犯罪を想起させる事態がロシアの […] 豊下楢彦 2022.06.15 政治 文化 社会 編者が語る~座談会「つながる沖縄近現代史」【下】 2021年11月に発刊された『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク刊)の共編者、秋山道宏・沖縄国際大学准教授(39)、古波藏契・明治学院大学社会学部付属研究所研究員(31)、前田勇樹・琉球大学附属図書館一般職員(31) […] 渡辺 豪 2022.06.15 1 2 3 4 5 6 … 10 進む