基地 政治 社会 政治家が歴史になるとき―翁長知事の逝去をめぐって 宮城 大蔵 2018.09.06 ライフスタイル 基地 政治 コラム 穀雨南風⑤~全身政治家 翁長雄志 翁長知事と最後に言葉を交わしたのは、慰霊の日の2日前だった。 当初、そんなつもりはなかった。すい臓ガンの手術を受けたのだ、それどころではないだろう。一年前には慰霊の日のやはり2日前にインタビューしたものの、今年は取材の申 […] 松原 耕二 2018.09.04 ライフスタイル 文化 環境 マチグヮーでぶらり「猫たどり」 沖縄の猫スポットといえば、“那覇の台所”の第一牧志公設市場周辺。夏の一日、迷路のように入り組んだ路地を練り歩き、「猫探索」にいそしんだ。 共生を育むゆりかご 沖縄戦の荒廃からいち早くにぎわいを取り戻し、「 […] 渡辺 豪 2018.09.03 ライフスタイル 文化 環境 好奇心ゆさぶる沖縄の痕跡 ~「内なるボーダー」台湾と共通点 読者の中には、この夏休みを利用して台湾を訪れるという人もいることだろう。「本土で沖縄を学び、考えるツールとなるプラットホーム・サイト」のOKIRONなので、台湾でも沖縄にこだわるべく、ちょっとひねりを効かせた旅の方法を紹 […] 松田良孝 2018.08.31 ライフスタイル 文化 社会 韓国の「ポーク」、プデチゲという「みそ汁」 そういえば、韓国にも「ポーク」があった。この夏訪れたソウルのコンビニで、「あらま」と膝を打った。スパムの商品名で知られるポークランチョンミート。このサイトをご覧になる多くの方には説明不要だろうが、ソーセージの中身をコンビ […] 鈴木 英生 2018.08.30 基地 政治 社会 「最初から市民を騙していたのではないか」 ~石垣島陸自配備で4地区が声明発表 「中山市長は、私たち於茂登、開南、川原、嵩田の4地区の住民はおろか、市民全体をあざむくような言動をくり返しているのです」。 石垣島中央部に位置する平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画をめぐり、中山義隆石垣市長が7月18日、 […] 比嘉 盛友 2018.08.25 ライフスタイル 基地 政治 「戦後沖縄」ともに体現~翁長後継・玉城デニー氏の覚悟 急逝した翁長雄志知事から音声データで「後継指名」を受けた自由党幹事長の玉城デニー衆院議員(58)。「渦中の人」が9月30日投開票の沖縄県知事選の立候補表明を控え、インタビューに応じた。 「ハーフ」といじめられた &nbs […] 渡辺 豪 2018.08.24 基地 政治 社会 沖縄保守政治家の矜持~追悼 翁長知事 「基地問題を具体的に解決に導かなければならないという強い使命感があった」 翁長雄志知事の思いをこう代弁するのは、沖縄県嘉手納町の町長を1991年から5期務めた宮城篤実氏(82)だ。勇退後は翁長氏の支持母体「ひやみかち・う […] 渡辺 豪 2018.08.22 基地 政治 社会 翁長雄志はいかにして「オール沖縄」知事となったか 台風が迫る2018年8月11日、那覇市の奥武山公園で、オール沖縄会議主催の県民大会が行われた。朝は青空が広がっていたが、午前11時に始まった大会の冒頭、8日に急逝した翁長雄志知事への黙とうを参加者全員で捧げた直後から、激しい雨が降り出す。[…] 山本 章子 2018.08.19 基地 政治 社会 翁長雄志が真に対決したものは 戦後日本の「国のかたち」と対決 8月8日に死去した翁長雄志の歴史的評価はこれからであろうが、少なくとも彼が歴代沖縄県知事のなかで最も激しく政府と対決した知事であったことは間違いない。翁長雄志が闘った相手は、 […] 平良好利 2018.08.18 基地 政治 社会 翁長雄志沖縄県知事の4年間を振り返る 2018年8月8日、沖縄県知事だった翁長雄志氏は、膵臓がんのため死去した。突然の現職知事の死は、地元沖縄だけでなく日本全国に大きな衝撃を与えた。 翁長氏は知事に就任してから亡くなるまで、その公約である普天間基地の辺野古移 […] 野添 文彬 2018.08.17 基地 政治 社会 高江と地位協定、その問題の本質 翁長知事の踏み絵 2018年8月8日、翁長雄志沖縄県知事が死去した。再選がかかる知事選を3カ月後に控えた、任期中の逝去となった。 翁長氏が2014年に知事選に出馬する際、一つの踏み絵となった問題がある。東村 […] 山本 章子 2018.08.15 基地 政治 社会 遺志は継がれるか~急逝した沖縄知事の覚悟 沖縄県の翁長雄志知事が8月8日に膵がんのため67歳で亡くなりました。私は朝日新聞那覇総局に2010~11年にいた頃、取材で接しました。ご冥福を祈りつつ、米軍基地問題で日本政府に抗い抜くに至った晩年を振り返ります。 安室さ […] 藤田直央 2018.08.11 ライフスタイル 政治 文化 翁長助静の短歌 和魂(にぎたま)となりてしづもるおくつきのみ床の上をわたる潮風 糸満市米須地区に建つ慰霊塔「魂魄(こんぱく)の塔」に刻まれた短歌である。戦後間もない1946年、戦争で犠牲となった遺骨を住民が自発的に収集し、魂魄の塔を […] 屋良 健一郎 2018.08.09 基地 政治 環境 委員たちは科学者としての務めを放棄したのか~辺野古のサンゴ移植をめぐって <名護市辺野古の新基地建設をめぐり、沖縄防衛局は8月6日、埋め立て予定海域で見つかった「オキナワハマサンゴ」の9群体を採捕し、埋め立て区域外に移植した、と発表した。移植にお墨付きを与えたのは、辺野古新基地建設に際し […] 大久保奈弥 2018.08.07 政治 文化 社会 沖縄の戦後に向き合うー『米軍が最も恐れた男―その名は、カメジロー』を上映して 2018年5月26日、筆者の所属先である成蹊大学アジア太平洋研究センターの主催で、佐古忠彦監督『米軍が最も恐れた男―その名は、カメジロー』(2017年公開)を上映した。 アジア太平洋地域に関連する各分野の研究とその成果の […] 池宮城陽子 2018.08.05 基地 政治 社会 県民投票の可能性<下> 2018年4月の「『辺野古』県民投票の会」設立当初、翁長知事による埋め立て承認撤回や2018年知事選に間に合わない、ただちに工事を止められない県民投票は意味がない、という批判がオール沖縄やキャンプ・シュワブのゲート前で座り込む人々を中心になされた。[…] 山本 章子 2018.08.02 基地 政治 社会 県民投票の可能性<上> 7月23日、2カ月間にわたる「『辺野古』県民投票の会」の署名活動が終了した。同会は、海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票の実現を目指し、[……] 山本 章子 2018.07.30 基地 政治 社会 市長の「受け入れ」表明はなぜ今だったのか~陸自配備に揺れる石垣島 「記者の皆さん、少しお待ち下さい」 石垣市役所で7月18日午後2時から行われた定例記者懇談会の終了直後、中山義隆市長が呼び止めた。ほかに何かあるのかと顔を見合わせていると、会見の場が設定され、「石垣市民の皆さまに対し、ご […] 比嘉 盛友 2018.07.22 政治 文化 社会 コラム 穀雨南風④~新たな世代 とても大事なことが、静かに進行している。 先日、沖縄を訪ねてそんな思いを抱いた。 それは若い世代についてだ。 辺野古・新基地建設の賛否を問う県民投票を、若者が中心になって行おうとしていることは本土でも報じられている。県民 […] 松原 耕二 2018.07.18 ライフスタイル 文化 社会 「台湾引き揚げ」が静かなブームに~ 戦争体験の階層化を越えられるか 観光客もよく訪れる台北市内の南門市場の裏手に、屋根の一部が崩れ落ちた2階建ての廃屋がある。自動車はほとんどすれ違えない細い路地に挟まれ、そこから歩いていけるところにある中正紀念堂の壮大なスケールとの落差がはなはだしい。ア […] 松田良孝 2018.07.14 基地 政治 社会 在日米軍に国内法は適用されない? 外務省が国会で炎上中 これが国際法。世界の常識だ――そう強弁するが本当か。日米地位協定をめぐる外務省の説明が炎上している。 「できることはすべて行う。沖縄の基地負担軽減に全力を尽くして参ります」 約20万人の沖縄戦犠牲者を悼む慰 […] 藤田直央 2018.07.05 ライフスタイル 文化 社会 平時と戦時をつなぐ回路 6月23日の「慰霊の日」に沖縄県糸満市の平和祈念公園で行われた沖縄全戦没者追悼式で、浦添市立港川中学校3年の相良倫子さんが読み上げた自作の「平和の詩」が反響を呼んでいる。「生きる」というタイトルの詩の内容にとどまらず、相 […] 渡辺 豪 2018.07.01 基地 政治 社会 小学校上空の米軍機飛行はなぜ止められないのか 米軍機の飛行ルートをめぐり、沖縄防衛局は2018年1月以降、普天間第二小学校に監視員を常駐させる異例の対応を続けている。日本政府はなぜ、小学校上空の米軍機の飛行禁止の確約を得られないのか。 「最大限可能な限り」という […] 渡辺 豪 2018.06.27 基地 政治 社会 沖縄基地問題の起源―『沖縄米軍基地と日米安保』に寄せて―【下】 本稿では、引き続き拙著『沖縄米軍基地と日米安保―基地固定化の起源1945-1953』(東京大学出版会、2018年)の内容について紹介させていただく。とりわけ、日米両政府の沖縄をめぐる構想や政策を検証する際に気をつけた点を […] 池宮城陽子 2018.06.24 基地 政治 社会 沖縄基地問題の起源―『沖縄米軍基地と日米安保』に寄せて―【上】 普天間基地返還問題をはじめとする、在沖縄米軍基地をめぐる問題が混迷を極めている。問題の解決が困難であることを日々思い知らされる今だからこそ、改めてその歴史的経緯を確認することが重要なのではないか。このような問題意識のもと […] 池宮城陽子 2018.06.20 基地 政治 社会 【書評】古関彰一、豊下楢彦著『沖縄 憲法なき戦後』(みすず書房)を読む 沖縄を知れば、日本の「自画像」が浮かぶ。本書は沖縄を切り口に、日本という国の在り方と行く末を問うている。[…] 渡辺 豪 2018.06.19 基地 政治 社会 「中道勢力」結集の軸となった県民投票 2018年2月末、翁長雄志沖縄県知事を支える保革連合「オール沖縄会議」から、県内でスーパーなどを展開する金秀(かねひで)グループの呉屋守将(ごや・もりまさ)会長が脱退したことは、大きな衝撃を与えた。[…] 山本 章子 2018.06.10 基地 政治 社会 なぜ米軍基地の国外移転は進まないのか 今回の論考ではこれまでの議論を踏まえた上で、なぜこれだけ広大な米軍基地がいまも沖縄に存在しているのか、という素朴な疑問を考えてみたい。[…] 平良好利 2018.06.07 ライフスタイル 政治 社会 コラム 穀雨南風③~広場の政治 時に、本土と沖縄の違いを強く意識することがある。 政治学者の原武史さんと皇居前広場を歩きながら、そのことに思いを馳せた。 原さんによると、皇居前広場は世界一、大きいのだという。イギリスのトラファルガー広場より、ロシアの赤 […] 松原 耕二 2018.06.01 戻る 1 … 6 7 8 9 10 11 12 13 14 進む