基地 政治 社会 もう一つの「2・24」 西尾慧吾 2022.02.25 基地 政治 社会 崩壊した「普天間問題」の構図 米中対立の先鋭化が「普天間問題」の構図を崩壊させるに至った、と断じても過言ではないであろう。普天間問題とは言うまでもなく、世界一危険な普天間飛行場の危険性を取り除くため辺野古につくる新たな基地に移設させる、という政府方針 […] 豊下楢彦 2022.02.04 基地 政治 経済 「同盟強靭化予算」は何を意味するのか コロナ禍の五輪を「安心・安全の大会」と唱え、こども庁はいつの間にか「こども家庭庁」になった。何か変。そう感じる人も少なくないだろう。 政府はこれまでも、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法を「平和安全法制」と命 […] 渡辺 豪 2022.02.02 基地 政治 経済 「交付金」と名護市長選 「風」が吹かなかった選挙 1月16日の名護市長選告示日。土曜の昼間だというのに、同市の中心街には人ひとりいなかった。飲食店はどこも「当分テイクアウトのみ」の張り紙を出している。昨年12月から新型コロナウイルスのオミクロン […] 山本 章子 2022.01.25 基地 政治 社会 未完のサンフランシスコ体制と沖縄復帰50年【下】 東アジアの特異な国際関係 サンフランシスコ講和から70年を経た今日、東アジアは世界的に見ても特異な地域だろう。米ソ冷戦の終結に前後して、ドイツをはじめ世界的に分断国家は姿を消したが、中国・台湾、南北朝鮮という二つの分断国 […] 宮城 大蔵 2022.01.02 基地 政治 社会 未完のサンフランシスコ体制と沖縄復帰50年【上】 沖縄復帰50年、サンフランシスコ講和条約70年 今年、2022年は言うまでもなく沖縄の本土復帰(1972年)から50年という節目の年である。その一方で今年は、サンフランシスコ講和条約の発効(1952年)から70年でもあ […] 宮城 大蔵 2022.01.01 ライフスタイル 文化 社会 人間の序列化と境界、植民地主義のいま 【おすすめ三点】 ■京大よ、還せ―琉球人遺骨は訴える(松島泰勝・山内小夜子編著、耕文社) 「琉球民族遺骨返還請求訴訟」の原告らが論点を解説 ■沖縄の植民地的近代(松田ヒロ子著、世界思想社) 植民地支配下の台湾と沖縄を往復 […] 渡辺 豪 2021.12.30 基地 政治 社会 過熱する米中対立の「最前線」~BS-TBS報道1930の石垣島リポート コロナ禍で失った観光の賑わいを取り戻しつつある沖縄県石垣島で、陸上自衛隊ミサイル部隊の駐屯地建設が進んでいる。過熱する米中対立の「最前線」で島の住民たちは今、何を思うのか、そして有事の備えは万全なのか、島を取材した。 ( […] 石川瑞紀 2021.12.23 ライフスタイル 基地 環境 だから今日も私は「異常な空」を自分が出来るカタチで訴える~米軍機からの部品落下事故から4年 今日、ぼくは、12.13を考える日には参加しませんでした。 なぜならその時、2年1組で、まどの一番近くにいました。でも、おどろきすぎてたせいか、その時のことは、今は12月13日に、きちのへりの落下物があったことしか覚えて […] 明 有希子 2021.12.05 政治 社会 総選挙で「左に寄り過ぎた」が意味することは? 立憲・共産提携の「主と従」 先日の総選挙(10月31日投開票)は、自民苦戦と立憲民主の議席増という大半の報道各社の予想が外れる形で、自民と立憲がともに微減、その分を日本維新の会が伸ばした形となった。その理由や背景につい […] 宮城 大蔵 2021.11.30 基地 政治 社会 「市民と野党の共闘」を絶やさないために―「遺骨土砂問題」意見書運動の持つ力 衆院選の結果は厳しいものだった。自公政権があれほど立憲主義・地方自治を蹂躙したというのに、「市民と野党の共闘」は政権交代を実現出来なかったからだ。「市民の、市民による、市民のための政治」を取り戻す選挙戦になるとの期待が高 […] 西尾慧吾 2021.11.03 基地 政治 社会 菅首相退陣後の政治と沖縄 菅首相の退陣から総選挙へ 菅義偉首相が今月はじめに退陣して1カ月あまり。自民党総裁選挙から岸田文雄氏の総裁選出と首相就任、そして解散総選挙と、この間の政治の動きは目まぐるしい。 その一方で、週刊誌系のオンラインメディア […] 宮城 大蔵 2021.10.29 ライフスタイル 政治 社会 わたしはわたし~遺骨土砂問題、珠洲市議会意見書採択までの記録 「わたしはわたし」と書かれたチラシを部屋に貼っている。 『i-新聞記者』を観て以来、 I、わたし、という一人称単数に惹かれて 村上春樹の本も買って、得意の積読をしたり、 「主語を小さく」という堀潤さんの言葉に出会って感銘 […] 坂本菜の花 2021.10.03 政治 文化 社会 「記録する闘い」~DHC『ニュース女子』一審判決を取材して 勝訴なのに、哀しみが満ちていた 2021年9月1日、ある民事裁判の判決の日。原告の記者会見をオンラインで見ていた30年来の友人はこう呟きました。「あんな顔の辛(シン)淑玉(スゴ)を見たのは初めてだ」 5年前、沖縄県名護市 […] 斉加尚代 2021.09.23 政治 社会 経済 「サンマデモクラシー」と「人頭税」廃止 -時代を動かした二つの異議申し立て 魚卸業の女将が起こした「サンマ裁判」 アメリカ統治下の沖縄で起きた「サンマ裁判」を題材にした映画、『サンマデモクラシー』が公開されている。サンマへの輸入関税をめぐる魚卸売業の女将の裁判奮闘記が活写されていて画面から目が […] 宮城健蔵 2021.09.15 基地 政治 環境 島々を日米同盟の「盾」にする要塞化計画――鹿児島県・馬毛島で何が起きているのか 九州南端から台湾近海まで連なる南西諸島の島々で、自衛隊の駐屯地が相次いで建設され、部隊が配備されている。鹿児島県西之表市・馬毛島(まげしま)でも、防衛省が新たな自衛隊基地の建設計画を進めようとしている。アメリカ海軍の空母 […] 川端俊一 2021.09.04 ライフスタイル 文化 環境 「安全安心」の欺瞞 【おすすめ3点】 ■ぼくたち、ここにいるよ―高江の森の小さないのち(アキノ隊員、影書房) 沖縄本島北部のやんばるの森に生息する昆虫や爬虫類、鳥などを紹介 ■ガマ―遺品たちが物語る沖縄戦(豊田正義著、講談社) 実在の人物を […] 渡辺 豪 2021.08.25 ライフスタイル 政治 文化 穀雨南風⑭~保阪正康さんの夏 向き合うと、背筋が伸びる思いがする人がいる。私にとってノンフィクション作家の保阪正康さんはそんな存在だ。 この夏、その保阪さんに、私が担当する番組『報道1930』に終戦企画で出演していただいた。ゲストは保阪さんのほか、今 […] 松原 耕二 2021.08.23 基地 政治 社会 9月議会に向け、「遺骨土砂問題」意見書採択を各地で! 防衛省・沖縄防衛局は、沖縄戦戦没者のご遺骨が染み込んだ沖縄県南部から採取した土砂を用いて辺野古新基地建設を強行する計画だ。コロナで訪沖出来ない今こそ、地元で沖縄からの問題提起に応えるべきだと考えた私は、「遺骨で基地を作る […] 西尾慧吾 2021.08.19 ライフスタイル 基地 政治 戦死者の尊厳すらないがしろにする「日本」とは 元自民党幹事長の古賀誠氏は父親の顔を覚えていない。父親は古賀氏が2歳のときに出征した。終戦後、自宅に白木の箱が届いた。中には父親がフィリピン・レイテ島で戦死したことを伝える紙片だけが入っていた。空っぽの箱。それが父親を連 […] 安田浩一 2021.08.10 基地 政治 社会 香港、台湾、そして沖縄…? 麻生太郎氏の「中国脅威論」 麻生太郎氏の気になる「持論」 先日、目にした記事が気になっている。昨今の香港における中国の強硬姿勢は顕著だが、「同じことが台湾で起きない保証はないと考えると、台湾の次は沖縄」。こう「持論」を披露したのは麻生太郎副総理兼財 […] 宮城 大蔵 2021.07.31 政治 環境 経済 コロナ禍の沖縄~「責任ある観光」を 新型コロナの緊急事態宣言延長が決まった沖縄県。5月23日から発令された宣言は8月22日まで3カ月続くことになる。 「長いな、と正直思う」 沖縄県の玉城デニー知事は7月8日、緊急事態宣言の延長を受けて、記者団にこう述べた。 […] 渡辺 豪 2021.07.18 政治 文化 社会 「現代的レイシズム論」からみた石垣島の現状 現代のレイシズムは、「人種なきレイシズム」と言われている。科学的に「人種」というものは否定され、人類はホモ・サピエンスという単一の種であることが確認されているからである。つまり、「人種は生物学的現象ではなく『社会的神話』 […] 安里長従 2021.07.05 ライフスタイル 政治 社会 北摂から全国へ―「遺骨土砂問題」意見書採択への取り組み 6月議会が終わり、地方自治体から「遺骨土砂問題」に関する意見書をあげる動きの成果が見え始めた。私も地元・北摂での運動に関わり、茨木市・吹田市では意見書採択を実現することが出来た。この流れがようやく全国メディアでも報じられ […] 西尾慧吾 2021.07.02 基地 政治 社会 沖縄現代史の節目をどう捉えるか 25年、49年、そして76年 沖縄には日本本土と異なる現代史の節目が多い。特に4月から6月にかけてで、今年は4月に1996年の普天間返還合意から25年、5月には沖縄返還から49年、そして今月6月23日は沖縄戦の終結(日 […] 宮城 大蔵 2021.06.26 基地 政治 社会 今年の「慰霊の日」に寄せて―今こそすべき沖縄戦継承の形 今年の「慰霊の日」近辺は慌ただしかった。6月22日は茨木市議会を傍聴し、「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないよう求める意見書」が全会一致で採択される現場を見届けた。 6月23日は急遽上京し、茨木市の山下慶 […] 西尾慧吾 2021.06.25 政治 文化 社会 慶応と沖縄戦~激戦地への命令は1500km離れた豪華なキャンパスから…なぜ? 1945年6月23日、沖縄での組織的戦闘が終わった。76年前、地上では住民を巻き込んだ熾烈(しれつ)な戦いがあり、海上でも沖縄戦は繰り広げられた。沖縄から疎開する学童を乗せた船や輸送船は攻撃され、多くの沖縄県民が犠牲にな […] 與那覇里子 2021.06.24 政治 文化 社会 コロナ禍の6・23 沖縄のメディアは6月に入ると、沖縄戦の連載や企画に精力を注ぐ。ピークは「慰霊の日」の23日だ。 だが、今年は少し様相が異なる。コロナ禍のせいだ。地元紙も連日、新型コロナに関する記事を大きく取り上げ、鎮魂ムード一色という情 […] 渡辺 豪 2021.06.24 基地 政治 社会 沖縄戦の教訓とは 1 はじめに 本日6月23日は、20万人を超える人が亡くなった沖縄戦から76年となる「慰霊の日」である。凄惨な地上戦の爪痕や記憶と今なお向き合う沖縄は平和を願う静かな祈りに包まれる。 新型コロナウイルスによる緊急事態宣 […] 安里長従 2021.06.23 ライフスタイル 文化 社会 あなたの慰霊の日 「出ておいで。遊ぶところではないし、暗闇はばーちゃん苦手だから」 小学校低学年の時、姉や近所の幼馴染とかくれんぼをしていた私を引っ張り出すばーちゃん。祖父母の部屋にある、仏壇の横にあった観音開きの赤茶色の布団をしまうタン […] 明 有希子 2021.06.22 戻る 1 2 3 4 5 6 7 8 … 14 進む